2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)後期
1 問5
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)後期 1 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 鉄筋は、引張力だけでなく圧縮力に対しても有効に働く。
- 梁のせん断補強筋をあばら筋という。
- 柱のせん断補強筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。
- コンクリートの設計基準強度が高くなると、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度は高くなる。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は3です。
柱のせん断補強筋(帯筋)は、柱の中央部よりも、せん断力が大きくかかる上下端部に密に入れます。
1.鉄筋は、引張力だけでなく圧縮力に対しても有効に働きます。
圧縮力はコンクリートと鉄筋が負担し、引張力はほぼ鉄筋のみが負担します。
2.梁のせん断補強筋をあばら筋(スターラップ)といい、柱のせん断補強筋を帯筋(フープ)といいます。
4.鉄筋の許容付着応力度は、コンクリートの設計基準強度によって決まります。
したがって、設計基準強度が高くなるのに比例し、許容付着応力度は高くなります。
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02
1.〇 鉄筋は、引っ張り力にも圧縮力にも対応します。コンクリートは圧縮力に対応します。
2.〇 梁のせん断(梁をずらしてしまうような、梁内部で働く力)を補強する鉄筋をあばら筋(スターラップ筋)といい、人間のあばら骨のように梁に巻き付ける鉄筋です。
3.✕ 柱のせん断補強筋は中央より上下端部の方が力が大きくかかるので、上下端部に密に入れます。
梁の場合、上下端部より中央部にせん断力が多くかかるので、中央部に密に入れます。
4.〇 コンクリートの設計基準強度(圧縮強さ)が高くなれば、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度(材料間の抵抗力が限界を超えないよう定めた値)は高くなります。
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