2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)後期
1 問11

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)後期 1 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリートは、不燃材料であり、長時間火熱を受けても変質しない。
  • コンクリートの圧縮強度が高くなるほど、ヤング係数は大きくなる。
  • コンクリートは、大気中の炭酸ガスやその他の酸性物質の浸透によって徐々に中性化する。
  • コンクリートの線膨張係数は、鉄筋とほぼ同じである。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。
コンクリートは一般的に、熱に強い材料とされています 。しかし、不燃性ではありますが長時間加熱を受けると変質し強度は低下します 。

2.コンクリートのヤング係数は、約2.0×10⁴~3.0×10⁴N/mm²です。
圧縮強度(設計基準強度Fc)と、気乾単位容積重量(N/mm³)が大きいほど、ヤング係数も大きくなります。

3.コンクリートはアルカリ性で鉄筋の錆止め効果があります。しかし、大気中の炭酸ガスやその他の酸性物質などにより、中性化してしまいます。
ですので、できるだけ水セメント比を小さくし、密実なコンクリートとしなければなりません。

4.線膨張係数とは熱膨張率ともいわれ、
温度上昇の変化によってある長さが、どれだけ膨張するかを示す係数です。
常温時において鉄筋とコンクリートの線膨張係数はどちらも、
約1×10⁻⁵(1/℃)です。

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02

最も不適当なものは1です。

1.コンクリートは不燃材料ですが、長時間火熱を受け、高熱になるとコンクリートが変質し、強度が低下してしまいます。

2.問題文の通りです。

コンクリートのヤング係数は、約2.0×10⁴~3.0×10⁴N/mm²となります。

コンクリートの圧縮強度が高くなるほど、ヤング係数も大きくなります。

3.問題文の通りです。

コンクリートはアルカリ性ですが、大気中の炭酸ガスやその他の酸性物質の浸透によって徐々に中性化してしまいます。

中性化するとコンクリートが劣化する要因となってしまいます。

4.問題文の通りです。

コンクリートの線膨張係数は常温時において、鉄筋とほぼ同じで約1×10⁻⁵(1/℃)となります。

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