2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)後期
1 問12

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)後期 1 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

日本産業規格( JIS )に規定するセラミックタイルに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
※工業標準化法が改正されたことにより、令和元年(2019年)7月1日より、「日本工業規格(JIS)」は「日本産業規格(JIS)」に変わりました。
<参考>
 それに伴い、当設問の問題文中の文言を変更しました。
  • セラミックタイルの成形方法による種類には、押出し成形とプレス成形がある。
  • セメントモルタルによる外壁タイル後張り工法で施工するタイルの裏あしの形状は、あり状としなくてもよい。
  • 裏連結ユニットタイルの裏連結材は、施工時にそのまま埋め込む。
  • うわぐすりの有無による種類には、施ゆうと無ゆうがある。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。
外装タイル及び外装タイル以外で屋外の壁に使用するタイルの裏あしは、あり状(リブまたは凹凸)としなければなりません。

1.セラミックタイルの成形方法による種類には、軟らかい粘土を型を通して押し出し適当な長さにカッティングする「押出し成形」と、粘土をほとんど乾燥状態で油圧プレスにより加圧成形する「プレス成形」があります。

3.ユニットタイルとは、効率よく施工するために、タイルの表面又は裏面にシート状の台紙を貼る等して、多数のタイルを連結したものです。
台紙を表面に貼り付けたものを「連結ユニットタイル」、裏面に貼り付けたものを「裏連結ユニットタイル」といいます。
裏連結材は施工時にそのまま埋め込むようになっています。

4.焼成によって溶けたガラス質の皮膜のことを「うわぐすり」といいます。
「施ゆうタイル」は、タイルの表面にうわぐすりが施されているタイルです。
「無ゆうタイル」は、タイルの表面にうわぐすりが施されていないタイルです。

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02

最も不適当なものは2です。

1.セラミックタイルの成形方法による種類には、押出し成形とプレス成形があります。

水分を含んだ軟らかい粘土を型を通して板状に押し出し、所定の長さに切断してタイルを成形する「押出し成形」と、乾燥した粘土を油圧プレスにより加圧してタイル成形する「プレス成形」があります。

2.裏あしとは、タイル裏面の凹凸形状の事です。

セメントモルタルによる外壁タイル後張り工法で施工するタイルの裏あしの形状は、あり状としなければなりません。

3.問題文の通りです。

裏連結ユニットタイルとは、多数個並べられたタイルの側面や裏面がネットや台紙などの裏連結材で連結されたユニットタイルのことをいいます。

この裏連結材は、施工時にそのまま埋め込みます。

4.タイルを焼く前に表面に塗るガラス質のものをうわぐすりといいます。

うわぐすりは、焼き上がると表面にガラス質の膜を形成し、表面をコーティングすることで吸水を防いだり、割れにくくしたり、汚れを付きにくくするといった利点があります。

うわぐすりの有無による種類には、施ゆうと無ゆうがあります。

施ゆうタイル」は、タイルにうわぐすりを塗布したもので、「無ゆうタイル」は、素地そのものの色味になります。

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