2級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)後期
1 問12
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年)後期 1 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
木材の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 木材の乾燥収縮の割合は、年輪の接線方向が最も大きく、繊維方向が最も小さい。
- 木材の強度は、繊維飽和点以下では、含水率の減少とともに低下する。
- 木材の強度は、繊維方向と平行に加力した場合が最も高い。
- 針葉樹は、広葉樹に比べ、一般的に軽量で加工がしやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
接線方向とは、切り株を真上から見た場合の年輪の方向(円周方向)を言います。
繊維方向とは、切り株を横から見て、上下方向(木の根から枝に向かう方向)を言います。
✕ 2.木材は乾燥するに伴い、強度が増します。建物に使用される木材は、規格や用途によりますが、おおむね20%以下に乾燥させた材料を使用しています。
〇 3.問題文の通り。
〇 4.問題文の通り。
針葉樹とは、松や杉など。
広葉樹とは、桜やケヤキなど。
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02
正解は2です。
1.問題文の通りです。
年輪の接線方向とは、切り株の年輪の方向(円周方向)の事を言います。
乾燥収縮の割合は、木材の円周方向>半径方向>繊維方向の順になります。
2.木材の強度は、含水率が繊維飽和点以下(30%以下)では、含水率が低くなるほど木材が乾燥して軽くなり、硬く強度が増加していきます。
3.問題文の通りです。
荷重が木材の繊維方向に対して直角にかかるよりも、平行であるほど強度が大きくなります。
4.問題文の通りです。
針葉樹と広葉樹では木材の密度が異なり、針葉樹のほうが変形しにくく軽いため加工がしやすいです。
針葉樹は住宅の構造材などに使用され、広葉樹は家具などに使用されます。
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03
木材に関する問題です。一般住宅の建築材料に多く扱われており、特徴をおさえましょう。
木材の乾燥収縮の割合は年輪の接線方向が大きく、繊維方向が小さいです。
木材には収縮の他にも捻じれなどが起きやすいため注意しなくてはなりません。
繊維飽和点とは自然水が抜けきる含水率30パーセント前後の状態をさします。
木材の含水率が低いほど木材は軽く、強度を増します。
木材の強度は年輪方向より繊維方向のほうが強度が高いため、繊維方向と平行に加力する場合が最も強度が高いです。
ヒノキや杉などの針葉樹は、桜や栗などの広葉樹に比べて軽量で加工がしやすいです。
木材は日本で最も使用される建材です。特徴をしっかり復習しましょう。
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