2級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)後期
1 問14

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年)後期 1 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表面側のみに鉱物質粒子を付着させたものである。
  • 網状アスファルトルーフィングは、天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものである。
  • ストレッチルーフィングは、有機合成繊維を主原料とした不織布原反にアスファルトを浸透、被覆し、表裏両面に鉱物質粒子を付着させたものである。
  • アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

✕ 1.表面側のみにではなく、裏表に付着させています。
アスファルトルーフィングは、一般的な平面部分に採用する防水材料です。

〇 2.問題文の通り。
網状アスファルトルーフィングは、開口部や役物周りなど、雨漏りしやすい部分に増し張りする材料です。

〇 3.問題文の通り。
ストレッチルーフィングは不織布にアスファルトを浸透させているので、紙にアスファルトを浸透させたアスファルトルーフィングより、ストレッチが効き(伸び縮みする)、破れにくいのが特徴です。

〇 4.問題文の通り。

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02

正解は1です。

1.アスファルトルーフィングは表面のみではなく、裏表両面に鉱物質粒子を付着させたもので、アスファルト防水工事に用いられる材料です。

2.問題文の通りです。網状アスファルトルーフィングは、目が粗い粗布にアスファルトを浸透、付着させたものです。強度が強く、なじみやすいことから、開口部や役物周りなど、防水の補強が必要な部分に用いられています。

3.問題文の通りです。不織布原反にアスファルトを浸透させているストレッチルーフィングは、原紙にアスファルトを浸透させているアスファルトルーフィングに比べて、破れにくく製品として優れており、防水層の耐水性が高くなります。

4.問題文の通りです。アスファルトフェルトは、主に木造建築や鉄骨造建築の屋根や外壁の下地として使用されます。

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03

防水工事は出題頻度が高いためしっかり暗記しましょう。

選択肢1. アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表面側のみに鉱物質粒子を付着させたものである。

アスファルトルーフィングとは有機天然繊維を原料としたフェルト状の原紙にアスファルトを浸透被覆したシート状のもので、裏表面どちらにも鉱物質粒子を付着させたものです。

表面だけではありません。

選択肢2. 網状アスファルトルーフィングは、天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものである。

設問の通り、網状アスファルトルーフィングは天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものです。

引張り、引き裂きなどの強度が大きいことが特徴です。

選択肢3. ストレッチルーフィングは、有機合成繊維を主原料とした不織布原反にアスファルトを浸透、被覆し、表裏両面に鉱物質粒子を付着させたものである。

設問の通り、ストレッチルーフィングは合成繊維を主とした不織布で多孔質なフェルト状の原料を用いたもので、表裏両面に鉱物質粒子を付着させたものです。

柔軟性をもち、伸び率が大きいです。

選択肢4. アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。

設問の通り、アスファルトフェルトは有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものです。

まとめ

防水工事で使用される材料や特徴を暗記しましょう。

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