2級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)後期
3 問29
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年)後期 3 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
外部に面するサッシのガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 熱線反射ガラスは、反射膜コーティング面を室内側とした。
- 建具下辺のガラス溝内に置くセッティングブロックは、ガラス1枚につき2箇所設置した。
- グレイジングチャンネルの継目の位置は、ガラスの下辺中央部とした。
- 厚さ8mmの単板ガラスの留付けは、不定形シーリング材構法とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
1.問題文の通りです。熱線反射ガラスは表面に金属酸化皮膜がコーティングされたサッシで皮膜面を室内側に設置します。日射エネルギーを反射し、冷房負荷を低減します。
2.問題文の通りです。セッティングブロックはサッシの横幅寸法の端から1/4の位置に2カ所設置します。
3.グレイジングチャンネルの継目の位置は、ガラスの上辺中央部に隙間が出来なように施工します。
4.不定形シーリング材工法は、止水・排水性が高く、サッシ構内の中に水の侵入を許容しない場合に採用されます。
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02
反射膜が日射エネルギーを反射させ、室内の冷房負荷を低減させます。
〇 2.ガラスの大きさにもよりますが、通常2箇所設置します。
✕ 3.継目位置は、ガラス上辺中央部とします。
〇 4.一般的なガラスの留付けであれば、不定形シーリング材構法で問題ありません。
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03
ガラスサッシに関する問題です。
専門的な用語が多いため覚えましょう。
熱線反射ガラスは遮熱ガラスともいい、太陽の熱を鏡のように反射し室温の上昇を抑えるガラスです。
設問の通り反射膜コーティング面を室内側とします。
セッティングブロックとはガラスの端部が枠に直接接触するのを防ぐ役割をします。
ガラス1枚につき2か所設置し、端部より1/4の位置とします。
グレイジングチャンネルとはサッシを固定するゴム状のものパーツです。
継ぎ合わせ場所は上がまちの中央付近とします。
不定形シーリング材構法とは、流動性のある接合材を使用する構法です。
設問の通り、厚さ8mmの単板ガラスの留付けに用いられる構法です。
ガラス工事は専門用語が多いので、覚えるまで繰り返し復習しましょう。
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