2級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)後期
3 問30

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年)後期 3 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 上塗りに用いる塗料が少量だったため、同一製造所の同種塗料を用いて現場調色とした。
  • 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天井面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省略した。
  • 木部のクリヤラッカー塗りの下塗りに、ウッドシーラーを用いた。
  • 高粘度、高濃度の塗料による厚膜塗装は、エアレススプレーではなくエアスプレーにより吹き付けた。

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この過去問の解説 (3件)

01

〇 1.異なる製造所の材料では、同色の色味を保つ事は難しい為、同一製造所の材料を使用する。

〇 2.合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天井面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省略する事が出来ます。

〇 3.木部なので、ウッドシーラーで問題ありません。

✕ 4.高粘度、高濃度の塗料による厚膜塗装は、エアレススプレーを使用します。

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02

正解は4です。

1.問題文の通りです。上塗り用の塗料は、原則、製造工場で調整された物を使用します。塗料が少ない場合は、同一製造所の同種塗料に限り、現場調色とすることができます

2.問題文の通りです。天井面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省略することができます

3.問題文の通りです。ウッドシーラーを使用して問題ありません。

4.高粘度、高濃度の塗料による厚膜塗装は、エアレススプレーを使用します。

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03

塗装工事は塗料の種類や留意点が細かくあるため整理しましょう。

選択肢1. 上塗りに用いる塗料が少量だったため、同一製造所の同種塗料を用いて現場調色とした。

塗料の色には繊細なものが多いため、混合して同じ色に調合することは不可能です。

ただし使用料が少ない場合には同一製造所の同種塗料に限り現場調色としてもよいです。

選択肢2. 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天井面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省略した。

合成樹脂エマルションペイント塗は一回目の中塗りの後に研磨紙ずりを行います。

しかし天井面等の見上げ部分は研磨紙ずりを省略してもよいです。

選択肢3. 木部のクリヤラッカー塗りの下塗りに、ウッドシーラーを用いた。

クリヤラッカーとは木材の素地をそのまま見せるための透明な塗料です。

ウッドシーラーとは塗ると木目がはっきりと表れます。

設問の通り、木部のクリヤラッカー塗りの下塗りに、ウッドシーラーを用います。

選択肢4. 高粘度、高濃度の塗料による厚膜塗装は、エアレススプレーではなくエアスプレーにより吹き付けた。

エアレススプレーとエアスプレーは塗料をエアーで噴射するか、圧力による噴射かの違いです。

厚膜塗装にはエアレススプレーを使用します。

まとめ

塗装工事は多くの暗記が必要なため、項目を整理して学習しましょう。

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