2級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)後期
3 問28

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年)後期 3 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

セルフレベリング材塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • セルフレベリング材塗りは、下地となるコンクリートの打込み後、1か月経過したのちに行った。
  • セルフレベリング材の流し込みは、吸水調整材塗布後、直ちに行った。
  • セルフレベリング材の流し込み作業中は、できる限り通風を避けるよう窓や開口部をふさいだ。
  • セルフレべリング材の流し込み後の乾燥養生期間は、外気温が低い冬季であったため、14日間とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1.コンクリートが完全に乾燥することを考慮して、1ヶ月以上経過してからセルフレベリング材を施工します。

2.セルフレベリング材の流し込みは、吸水調整材塗布後乾燥してから行います。

3.セルフレベリング材が硬化する前に風に当たってしまうと、表層部分のみ動いてしわになってしまうため、流し込み作業中はできる限り通風を避けるようにします。

4.セルフレベリング材の養生期間7日以上、気温が低い冬期などは14日以上とします。

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02

〇 1.下地コンクリートは十分乾燥させます。

✕ 2.吸水調整剤塗布後、乾燥させます。

〇 3.レベリング材は、硬化するまで窓や開口部を塞ぎます。

〇 4.養生期間は、一般に7日以上、冬季は気温が下がり硬化しにくいので14日以上確保します。

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03

セルフレベリング材とは流動性の高い床下地調整材のことです。自らレベルがとれる材料からセルフレベリングと呼ばれます。

選択肢1. セルフレベリング材塗りは、下地となるコンクリートの打込み後、1か月経過したのちに行った。

下地のコンクリートの乾燥収縮によるひびた割れが、セルフレベリング材に影響します。

そのためコンクリートが十分に乾燥するように、1か月経過したのちセルフレベリング材塗を行います。

選択肢2. セルフレベリング材の流し込みは、吸水調整材塗布後、直ちに行った。

吸水調整材はセルフレベリング材の打設時の気泡の発生を抑制します。

下地とセルフレベリング材との接着性も高められる効果がありますが、吸水調整材塗布後は十分に乾燥させる必要があるため時間をおいてからセルフレベリング材を流し込みます。

選択肢3. セルフレベリング材の流し込み作業中は、できる限り通風を避けるよう窓や開口部をふさいだ。

セルフレベリング材は風があたるとしわなどの原因となるため、出来る限り通風を避けます。

選択肢4. セルフレべリング材の流し込み後の乾燥養生期間は、外気温が低い冬季であったため、14日間とした。

セルフレベリング材の養生期間は一般は7日間以上ですが、冬季は14日以上とします。

まとめ

セルフレベリング材にかんする問題は出題率が高いため、繰り返し復習しましょう。

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