2級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)後期
4 問33

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

この過去問の解説 (3件)

01

〇 1.解体工事による振動によって、近接する建物が沈下や損傷を受けた場合の因果関係を証明できるよう、解体前の近隣建物の現況調査を行います。

✕ 建方後、日陰による被害が発生する場合はあります。しかし、設計段階で判断できる内容なので、鉄骨工事の建方の事前調査とする事は、適当ではありません。

〇 3.配管の勾配が確保出来なければ、排水が出来なくなります。

〇 4.根切工事によって、周辺地盤が崩壊しないよう、地盤の高低を確認する事は適切です。

参考になった数22

02

正解は2です。

1.問題文の通りです。解体工事によって、周囲の地盤だったり、建物だったりに影響を与えてしまう可能性もあるので、事前に近隣調査を行う事は適切です。

2.日陰に関する近隣への影響は、設計段階で、(図面上で)考慮できるので、建て方の事前調査として行うのは適切ではありません

3.問題文の通りです。排水管の勾配が確保できないと、適切に排水が出来なくなるので、事前に距離や勾配について考慮し、調査することは適切です

4.問題文の通りです。根切り工事によって、周辺の地盤に崩壊など影響を与える可能性があるため、周囲の地盤について事前に調査をすることは適切です。

参考になった数16

03

事前調査は工事着工前の大切な工程です。

しっかり身につけましょう。

選択肢1. 解体工事の事前調査として、近接する建物や工作物の現況の調査をすることとした。

解体工事では粉塵や解体した材料などで、周辺に影響が出やすいため周辺の調査が重要となります。

選択肢2. 鉄骨工事の建方の事前調査として、日影による近隣への影響の調査をすることとした。

建て方の事前調査の中に、日陰による近隣への影響は含まれません。

日陰による近隣への影響は建物の計画段階での考慮項目です。

選択肢3. 敷地内の排水工事の事前調査として、排水管の勾配が公設桝まで確保できるか調査をすることとした。

公設桝とは、事業所などから排出される汚水を公共下水道に接続するための桝です。

設問の通り、敷地内の排水管の勾配が公設桝まで確保できるか調査します。

選択肢4. 根切り工事の事前調査として、前面道路や周辺地盤の高低の調査をすることとした。

根切り工事は地面の掘削を行う工事です。

周辺の地盤に影響が出る可能性があるため、前面道路や周辺地盤の高低の調査します。

まとめ

問題文をよく読むことで正解率が上がる問題です。

焦らずじっくり理解して回答しましょう。

参考になった数4