2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)前期
1 問4

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)前期 1 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

木造在来軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 構造耐力上主要な部分である柱の有効細長比は、150以下とする。
  • 引張力を負担する木材の筋かいは、厚さ1.5cm以上で幅9cm以上とする。
  • 筋かいを入れた構造耐力上必要な軸組の長さは、各階の床面積が同じ場合、2階の方が1階より大きな値となる。
  • 3階建ての1階の構造耐力上主要な部分である柱の断面は、原則として、小径13.5cm以上とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

’’筋かいを入れた構造耐力上必要な軸組みの長さ’’とは筋かいが入った耐力壁の事です。

2階の重量を支える耐力壁は1階の方が多く必要です。

各選択肢については以下の通りです。

1 建築基準法で決まっている内容です。暗記設問です。

2 建築基準法で決まっている内容です。

  ちなみに圧縮力を負担する木材の筋かいは、

  厚さ3.0㎝以上で幅9㎝以上です。厚さが引張力材の2倍です。

3 下がしっかりしていないと、上は支えられません。 

4 建築基準法で決まっている内容です。暗記設問です。

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02

1 .構造耐力上主要な部分である柱の有効細長比は、150以下とする。

→正しいです。

 有効細長比とは、柱の1フロアの長さを柱の最小断面寸法で割った値

 のことをいい、150以下となる事が決められています。

2 .引張力を負担する木材の筋かいは、厚さ1.5cm以上で幅9cm以上とする。

→正しいです。

 引っ張り力を負担する筋交は、厚さ1.5cm、幅9cm以上とします。

3 .筋かいを入れた構造耐力上必要な軸組の長さは、各階の床面積が同じ場合、2階の方が1階より大きな値となる。

→間違いです。

 構造耐力上必要な軸組長さとは、構造上耐久性を見込んでいる壁等の事で

 規定の倍率をかけて算出したものの合計です。

 上階より下階の方が大きい必要がある為、設問は間違いです。

4 .3階建ての1階の構造耐力上主要な部分である柱の断面は、原則として、小径13.5cm以上とする。

→正しいです。

 3階建ての一階の造耐力上主要な部分である柱の断面は、原則として、

 小径13.5cm以上としなければならず、2階・3階も同様に

 建築基準法にて大きさが決められています。

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