問題
[ 設定等 ]
部材の応力度の算定とそれに用いる係数の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1 .
せん断応力度の算定 ―― 断面一次モーメント
2 .
曲げ応力度の算定 ――― 断面二次モーメント
3 .
縁応力度の算定 ―――― 断面係数
4 .
引張応力度の算定 ――― 断面二次半径
( 2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)前期 1 問8 )
正解は4です。
断面2次半径は座屈の算定に使います。
各選択肢については以下の通りです。
1 設問の通りです。せん断応力度とは断面をずらそうとする力です。
画像1 ←一面に力がかかります。なので一次と覚えます。
2 設問の通りです。曲げ応力度とは中立軸を中心に回るようにかかる力です。
画像2 ←二面に力がかかります。なので二次と覚えます。
3 設問の通りです。
画像3
4 引張応力度とは部材に引張の力が作用した時に生じます。
画像4
1 .せん断応力度の算定 ―― 断面一次モーメント
正しいです。
剪断応力度は断面一次モーメントを求める為にあります。
2 .曲げ応力度の算定 ――― 断面二次モーメント
正しいです。
曲げ応力度の算定は断面二次モーメントを求める事ができます。
3 .縁応力度の算定 ―――― 断面係数
正しいです。
断面係数は縁応力度の算定に用いるものです。
4 .引張応力度の算定 ――― 断面二次半径
間違いです。
引張応力度とは部材に引張の力が作用した時に生じます。