2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)前期
1 問11

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)前期 1 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートに関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
  • スランプが大きいほど、フレッシュコンクリートの流動性は大きくなる。
  • 水セメント比が大きいほど、コンクリートの圧縮強度は大きくなる。
  • 単位セメント量や細骨材率が大きくなると、フレッシュコンクリートの粘性は大きくなる。
  • コンクリートの圧縮強度が大きくなると、ヤング係数は大きくなる。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

水セメント比は水w とコンクリートcの比率です。w/c

水が多いほどコンクリートの強度は小さくなります。

各選択肢については以下の通りです。

1 スランプ(コンクリートを筒状のものに入れて、引き上げた時の中、

  コンクリートの下がりの事) が大きいほど 流動性(=緩い) があります。

2 水セメント比が大きいほど、コンクリートの圧縮強度は小さくなります。 

 

3 セメント量や、粗骨材が大きくなると、

  水の割合が少なく粘性のあるコンクリートとなります。

  ちなみにフレッシュコンクリートとは固まる前の普通のコンクリートです。

   

4 圧縮強度が大きい=強度が大きいコンクリートの事です。

  ヤング係数は固さを表しますので、強度が大きいコンクリートは

  ヤング係数も大きくなります。

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02

1 .スランプが大きいほど、フレッシュコンクリートの流動性は大きくなる。

 正しいです。

 スランプは、コーン引き抜き時の高さ30cmからの距離であり、

 大きいほどコンクリートの流動性は高いです。

2 .水セメント比が大きいほど、コンクリートの圧縮強度は大きくなる。

 間違いです。

 水セメント比が大きいほど、水の比率が高い為、

 コンクリートの圧縮強度は小さくなります。

3 .単位セメント量や細骨材率が大きくなると、フレッシュコンクリートの粘性は大きくなる。

 正しいです。

 細骨材率が大きいほど、粒子が細かくなる為、粘性が高いコンクリートが

 できます。

4 .コンクリートの圧縮強度が大きくなると、ヤング係数は大きくなる。

 正しいです。

 圧縮強度が大きいほどヤング係数は大きくなります。

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