2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)前期
4 問36

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)前期 4 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • スランプの測定値は、スランプコーンを引き上げた後の、平板からコンクリート最頂部までの高さとした。
  • 材齢が28日の構造体コンクリート強度の判定に用いる供試体は、現場水中養生とした。
  • 受入れ検査における圧縮強度試験は、3回の試験で1検査ロットを構成した。
  • スランプ試験は、コンクリートの打込み中に品質の変化が認められた場合にも行うこととした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

最頂部(スランプコーンに詰めた時の最頂部)からの下がりの高さを測ります。

各選択肢については以下の通りです。

1 コンクリートの高さを測るのではなく、コンクリートの下がりを測ります。

2 設問の通りです。

  現場にて水中で養生します。水中で作る事により良いコンクリートが

  作れます。

3 設問の通りです。

  1台の運搬車から採取した3本を1検査ロットとする場合、

  3台の運搬車から採取した各1本、計3本を1検査ロットとする場合が

  あります。 

4 設問の通りです。

  スランプ試験はコンクリートの打ち込み前に行う受入検査で、

  必ず実施する試験です。

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02

スランプ試験は、固まる前の生コンの流動性を示す試験です。

選択肢1. スランプの測定値は、スランプコーンを引き上げた後の、平板からコンクリート最頂部までの高さとした。

誤りです。

スランプコーンを引き上げた後の、コンクリートの最頂部からの下がりがスランプ値となります。

よって、スランプ値が大きい→コンクリートが軟らかい ことを意味します。

選択肢2. 材齢が28日の構造体コンクリート強度の判定に用いる供試体は、現場水中養生とした。

設問の通りです。

コンクリート強度の判定に用いる供試体は、コンクリートの温度にできるだけ近い温度の工事現場で水中養生封かん養生で行います。

選択肢3. 受入れ検査における圧縮強度試験は、3回の試験で1検査ロットを構成した。

設問の通りです。

受入れ検査における圧縮強度試験は、運搬車から採取した試料から作った3個の供試体の試験値の平均値とします。

選択肢4. スランプ試験は、コンクリートの打込み中に品質の変化が認められた場合にも行うこととした。

設問の通りです。

打設中に品質の変化が認められた場合もスランプ試験を行います。

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03

1 .スランプの測定値は、スランプコーンを引き上げた後の、平板からコンクリート最頂部までの高さとした。

 間違いです。

 高さ30cmからのコンクリートの天端までの距離をはかります。

2 .材齢が28日の構造体コンクリート強度の判定に用いる供試体は、現場水中養生とした。

 正しいです。

 構造体コンクリートの強度判定は、現場の状況と同じとするために

 現場水中養生とします。

3 .受入れ検査における圧縮強度試験は、3回の試験で1検査ロットを構成した。

 正しいです。

 また、150立米を超える場合は、超えるごとに1ロット追加します。

 

4 .スランプ試験は、コンクリートの打込み中に品質の変化が認められた場合にも行うこととした。

 正しいです。

 スランプの変化は品質に直結するため、打設中でも変化があれば

 確認をおこないます。

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