2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)前期
5 問40

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)前期 5 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

レディーミクストコンクリートに関する記述として、不適当なものを2つ選べ。
  • コンクリート荷卸し時のスランプの許容差は、スランプの値に関係なく一定である。
  • コンクリートに含まれる塩化物は、原則として塩化物イオン量で0.30kg/m3以下とする。
  • 空気量の許容差は、普通コンクリートよりも高強度コンクリートの方が大きい。
  • 単位水量は、最大値を185kg/m3とし、所定の品質が確保できる範囲内で、できるだけ少なくする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1.3です。

 

1→スランプが8cm未満 → ±1.5cm、 

  8cm以上18cm以下 → ±2.5cm、

  18cmを超える → ±1.5cmとなります。

3→普通コンクリート、高強度コンクリート共 4.5% となります。

各選択肢については以下の通りです。

1 コンクリート荷卸し時のスランプの許容差は、スランプの値で

  不定となります。

2 設問の通りです。

  塩化物が多いと、コンクリートの中の鉄筋がさびやすくなります。

3 空気量の許容差は、普通コンクリートと高強度コンクリートは

  同じ値です

4 設問の通りです。

  単位水量が少ない方がより良いコンクリートとなります。

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02

1 .コンクリート荷卸し時のスランプの許容差は、スランプの値に関係なく一定である。

 間違いです。

 スランプの値により、許容差は異なります。 

 

2 .コンクリートに含まれる塩化物は、原則として塩化物イオン量で0.30kg/m3以下とする。

 正しいです。

 塩化物量は0.3kg/m3以下とします。

 

3 .空気量の許容差は、普通コンクリートよりも高強度コンクリートの方が大きい。

 間違いです。

 普通コンクリート、高強度コンクリートともに空気量は4.5%で、空気量の許容差は±1.5%と同値です。

 

4 .単位水量は、最大値を185kg/m3とし、所定の品質が確保できる範囲内で、できるだけ少なくする。

 正しいです。

 単位水量を出来るだけ少なくすることが高品質を確保する事に有効です。

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03

スランプはコンクリートの流動性の具合を表していて、数字が大きいほうが柔らかい、ということになります。

選択肢1. コンクリート荷卸し時のスランプの許容差は、スランプの値に関係なく一定である。

誤りです。

スランプの許容差は、

スランプが8cm未満で、±1.5cm

スランプが8cm以上18cm以下で、±2.5cm

スランプが18cm超で、±1.5cmとします。

よって、コンクリート荷卸し時のスランプの許容差は、スランプの値により異なります

(公共建築工事標準仕様書より)

選択肢2. コンクリートに含まれる塩化物は、原則として塩化物イオン量で0.30kg/m3以下とする。

コンクリートの耐久性を確保するために、コンクリートに含まれる塩化物イオン量は

0.30kg/m3以下とします。高強度コンクリートも同様です。

選択肢3. 空気量の許容差は、普通コンクリートよりも高強度コンクリートの方が大きい。

誤りです。

普通コンクリートと高強度コンクリートの空気量の許容差は同値で、±1.5%です。

選択肢4. 単位水量は、最大値を185kg/m3とし、所定の品質が確保できる範囲内で、できるだけ少なくする。

設問の通りです。

単位水量は、185kg/m3以下とします。

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