2級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)前期
問41 (ユニットE 問41)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年)前期 問41(ユニットE 問41) (訂正依頼・報告はこちら)

仕上塗材仕上げに関する記述として、不適当なものを2つ選べ。
  • 各工程ごとに用いる下塗材、主材及び上塗材は、同一製造所のものとした。
  • 仕上塗材の所要量は、被仕上塗材仕上面の単位面積に対する希釈前の仕上塗材の使用質量から算出した。
  • 屋外や室内の湿潤になる場所の下地調整に用いるパテは、合成樹脂エマルションパテを使用した。
  • シーリング面への仕上塗材仕上げは、シーリング材の硬化前に行った。

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この過去問の解説 (3件)

01

各選択肢については以下の通りです。

選択肢1. 各工程ごとに用いる下塗材、主材及び上塗材は、同一製造所のものとした。

設問の通りです。

工事標準仕様書に記載しています。

選択肢2. 仕上塗材の所要量は、被仕上塗材仕上面の単位面積に対する希釈前の仕上塗材の使用質量から算出した。

設問の通りです。

塗装材の所要量は使用量から算出します。

選択肢3. 屋外や室内の湿潤になる場所の下地調整に用いるパテは、合成樹脂エマルションパテを使用した。

合成樹脂エマルションパテは屋内使用です。

水分に弱く、室内の湿潤部(浴室まわり・結露しやすい部位・水がかり部)にも不適です。乾燥した室内壁・天井の下地調整向けです。

選択肢4. シーリング面への仕上塗材仕上げは、シーリング材の硬化前に行った。

シーリングが硬化する前はベタベタです。塗れません。

シーリング面への仕上塗材仕上げは、シーリング材の硬化に行います。

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02

仕上塗材仕上げに関する問題です。

選択肢1. 各工程ごとに用いる下塗材、主材及び上塗材は、同一製造所のものとした。

 正しいです。

 下塗り材、上塗り材は、同一製造所のものとします。

選択肢2. 仕上塗材の所要量は、被仕上塗材仕上面の単位面積に対する希釈前の仕上塗材の使用質量から算出した。

 正しいです。

 仕上げ塗材の所要量は、使用質量から算出します。

選択肢3. 屋外や室内の湿潤になる場所の下地調整に用いるパテは、合成樹脂エマルションパテを使用した。

 間違いです。

 合成樹脂エマルションパテは屋外には使用できません。

 また、水に弱い為、湿潤となる場所には使用できません。

選択肢4. シーリング面への仕上塗材仕上げは、シーリング材の硬化前に行った。

 間違いです。

 シーリング面への仕上げ塗材は硬化後に行う事で付着性を高めます。

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03

不適当なものは、「屋外や室内の湿潤になる場所の下地調整に用いるパテは、合成樹脂エマルションパテを使用した。」と「シーリング面への仕上塗材仕上げは、シーリング材の硬化前に行った。」です。

選択肢1. 各工程ごとに用いる下塗材、主材及び上塗材は、同一製造所のものとした。

問題文の通りです。各工程ごとに用いる下塗材、主材及び上塗材は、同一製造所のものを使用します。

選択肢2. 仕上塗材の所要量は、被仕上塗材仕上面の単位面積に対する希釈前の仕上塗材の使用質量から算出した。

問題文の通りです。仕上塗材の所要量は、被仕上塗材仕上面の単位面積に対する希釈前の仕上塗材の使用質量から算出します。

選択肢3. 屋外や室内の湿潤になる場所の下地調整に用いるパテは、合成樹脂エマルションパテを使用した。

合成樹脂エマルションパテは、屋外や室内の湿潤になる場所の下地調整には使用できません

屋外に用いると、剥離が生じる恐れがあります。

また、室内の湿潤部(浴室まわり・結露しやすい場所・水がかり部)には不適です。

選択肢4. シーリング面への仕上塗材仕上げは、シーリング材の硬化前に行った。

硬化不良の状態で上塗り仕上げを行った場合、塗膜が剥がれやすくなったり、耐久性が低下してしまいます。なので、シーリング材がしっかりと硬化した後上塗り仕上げを行います。

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