2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)後期
1 問2
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)後期 1 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
日照及び日射に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 日照時間は、日の出から日没までの時間をいう。
- 太陽放射の光としての効果を重視したものを日照といい、熱的効果を重視したものを日射という。
- 1年を通して終日日影となる部分を、永久日影という。
- 天空日射量とは、日射が大気中で散乱した後、地表に到達する日射量をいう。
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この過去問の解説 (2件)
01
日照及び日射は、似ているようで違うものです。
他にも日影や日射の種類など、事象に応じて名前がそれぞれついています。
漢字や風景のイメージと繋げて、違いを覚えましょう。
日照時間とは、直射日光が地表を照射した時間を意味しますので、選択肢の文章は不適当です。
日の出から日没までの時間は、可照時間と呼ばれます。
似ているように感じますが、日照時間は直射日光で照射した時間を指し、
可照時間は太陽の中心が日の出の地平線に現れてから日の入りの地平線にかかるまでの時間を指すので、違いますね。
日照とは、太陽の直射日光が地表を照らすことを意味し、日射は太陽の放射エネルギーを意味するので、正しい記述です。
漢字の 日「照」 日「射」 で違いを覚えるのもいいかもしれません。
1年を通して終日日影となる部分を永久日影というので、正しい記述です。
終日日影とは、「1日中」日影になる部分を指します。
1年間で太陽が最も高い位置に昇る夏至の日に、終日日影になる部分があれば、
そこは「1年中」日影になりますので、永久日影となります。
天空日射量とは、大気中に散乱したのち、地表に到達する日射の量を指すので、正しい記述です。
日射には、太陽から直接地上に到達する「直達日射」と、太陽から大気中に散乱・拡散して天空の全方向から降り注ぐ「天空日射」があります。
家の中にいると直達日射は防げますが、窓から入ってくる天空日射はカーテンやブラインドをしないと防げません。
イメージしながら覚えるのもいいかもしれません。
太陽の光は最も身近な自然エネルギーで、建築においてとても重要なものです。
難しくない基本用語なので、しっかり覚えましょう。
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02
設問は、日照及び日射の違いや語彙の定義について問われています。
設問は誤りです。
日の出から日没までの時間を可照時間といいます。
日照時間は、実際に日照のあった時間をいいます。
設問の通りです。
設問の通りです。
日照に最も有利な夏至でも終日日影となる場所は永久日影です。
設問の通りです。
この設問は、日照や日照に関する語彙の定義について問われることが多い分野です。
各語彙についての定義や意味を理解しましょう。
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