2級建築施工管理技士の過去問 令和3年(2021年)後期 1 問8
この過去問の解説 (3件)
構造設計における荷重や外力は、具体的な数値よりも長期荷重・短期荷重の違いなど、重要な部分をしっかり押さえましょう。
正しい記述です。
建築基準法施行令第85条では、①床版(小梁)設計用、②大梁・柱・基礎設計用、③地震力設計用の3種類の積載荷重が決められています。
条件の厳しい方の積載荷重を用いて構造計算しても良いですし、それぞれの積載荷重で構造計算しても良いという意味です。
正しい記述です。
積雪荷重Sを求める公式は、垂直積雪量d × 積雪の単位荷重ρ × 屋根の形状係数μb ですが、
更にレベル係数を乗算することで、環境に合わせた積載荷重Sを求めることができます。
屋根の断熱性能が違ったり、吹き溜まりが出来たりすることで積雪荷重が不均等になることがあります。
その際、不均等荷重に合わせたレベル係数を乗算します。
間違った記述です。
風圧力wを求める公式は、速度圧q × 風力係数Cf です。
ちなみに、速度圧qを求める公式に使われている係数には「平均風速の高さ方向の分布を表す係数」が用いられています。
正しい記述です。
地震力Qを求める公式は、各層の重量W × 標準せん断力係数Co です。
地震力とは、地面が揺れて建物が揺れ動く際に発生する慣性力です。
重量な建物ほど地震力は大きく、軽量な建物ほど地震力は小さくなります。
基本的に、公式を文字で問うような設問です。
公式をそのまま覚えようとしたり、成り立ちを細かく調べてたりするとキリがないくらい細かいので、おおよそで式をざっくりと覚え、何回も問題を解いて覚えましょう。
建物に作用する荷重及び外力の概要を整理しておきましょう。
設問の通りです。
建築基準法施行令第85条第1項に規定があり、積載荷重は一般的に、
床>柱・大梁>地震力となります。
設問の通りです。
(建築基準法施行令第86条第5項)
誤りです。
建築基準法施行令第87条第1項に、
「風圧力は、速度圧に風力係数を乗じて計算しなければならない」
と規定があります。
設問の通りです。
(建築基準法施行令第88条第1項)
構造計算について知りましょう。
その通りです。
構造計算する対象によって異なります。
一般に積載荷重は、[床>骨組(大梁・柱・基礎)>地震力]の関係にあります。
その通りです。
雪が多く降る多雪区域や雪おろしを行う慣習のある地域によっても積雪荷重は変わります。
間違いです。
風圧力=速度圧q×風力係数Cf
その通りです。
地震力は建物の固定荷重及び積載荷重を減らすと小さくなります。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。