2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)後期
1 問11

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)後期 1 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

構造用鋼材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 建築構造用圧延鋼材SN400の引張強さの下限値は、400N/mm2である。
  • 引張強さは250〜300℃で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下する。
  • 線膨張係数は、約1.2 × 10−5(1/℃)である。
  • ヤング係数は、約3.14 × 105N/mm2である。

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この過去問の解説 (3件)

01

鋼材の強度に関する特性は特に理解を深めておきましょう。

選択肢1. 建築構造用圧延鋼材SN400の引張強さの下限値は、400N/mm2である。

SN400の数値400は、引張強さの下限値を示しています。

選択肢2. 引張強さは250〜300℃で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下する。

設問の通りです。

選択肢3. 線膨張係数は、約1.2 × 10−5(1/℃)である。

設問の通りです。

選択肢4. ヤング係数は、約3.14 × 105N/mm2である。

鋼材のヤング係数2.05×105(N/mm2)で、

常温では鋼材の強度にかかわらずほぼ一定となります。

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02

暗記問題になります。

引張強さや係数を部材と関連付けて覚えていきましょう。

選択肢1. 建築構造用圧延鋼材SN400の引張強さの下限値は、400N/mm2である。

正しい記述です。

暗記しましょう。

選択肢2. 引張強さは250〜300℃で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下する。

正しい記述です。

暗記しましょう。

選択肢3. 線膨張係数は、約1.2 × 10−5(1/℃)である。

正しい記述です。

線膨張係数とは、温度差で変化する鋼材の長さを算出できる係数です。

(鋼材は熱いと伸び、冷えると縮む性質があります。)

日本建築学会「鋼構造設計規準」より、線膨張係数は0.000012 [1/℃]となっています。

選択肢4. ヤング係数は、約3.14 × 105N/mm2である。

間違った記述です。

ヤング係数とは、部材の変形のしにくさ(物体の硬さ)を係数にしたもので、鋼材に限らず木材やコンクリートも決められています。

日本建築学会「鋼構造設計規準」より、ヤング係数は205,000 [N/mm2]となっています。

まとめ

覚えるまで過去問を解く・自分なりの語呂合わせ等で覚えられるように頑張りましょう。

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03

暗記問題です。

選択肢1. 建築構造用圧延鋼材SN400の引張強さの下限値は、400N/mm2である。

その通りです。

選択肢2. 引張強さは250〜300℃で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下する。

その通りです。

選択肢3. 線膨張係数は、約1.2 × 10−5(1/℃)である。

その通りです。

選択肢4. ヤング係数は、約3.14 × 105N/mm2である。

間違いです。

約2.05×10N/㎟です。

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