2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)後期
4 問30
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)後期 4 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 規模が小さい作業所のため、守衛所を設けず、警備員だけを出入口に配置することとした。
- 作業員詰所は、職種数や作業員の増減に対応するため、大部屋方式とすることとした。
- 下小屋は、材料置場の近くに設置し、電力及び水道等の設備を設けることとした。
- 鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいように隙間を設けることとした。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
仮設建物の位置計画、仮囲い、解体、乗入れ構台、足場、仮設設備等の
仮設計画は出題頻度が高いです。
設問の通りです。
設問の通りです。
作業員詰所の目的を、火災防止や異業種間コミュニケーションを図ることに
するなら大部屋方式とすることは適当な措置です。
設問の通りです。
誤りです。
鋼板製仮囲いの下端は、雨水が流出しないように、隙間を設けないようにします。
参考になった数31
この解説の修正を提案する
02
仮設計画は事前調査と同様、工事を円滑に進める為の重要な計画です。
仮設物は竣工までに撤去されますが、工事期間中、長期間置かれるものがほとんどで、工事の進行に合わせて移動する手間が無いよう、計画的に仮設物を置かなければなりません。
正しい記述です。
守衛所は基本的に設けなくても良いものです。
規模の小さい作業所ですと、そもそも守衛所を設けるスペースが無い場合もあります。
規模が大きい作業所で警備員の常駐・休憩スペースとして設けたり、出入り車両の記録作業の為に設置を要望されたりすることもありますので、現場の状況と警備会社と予算の打合せで決定します。
正しい記述です。
職種数や作業員の増減に対応するだけでなく、異業種間のコミュニケーションが図ることができ、火災防止・衛生管理の観点からも大部屋方式が採用されます。
業種ごとに小部屋を設けると、よっぽど大きな作業所でないと設置場所が不足しますし、施工者の火災防止の点検・衛生管理も行き届かなくなります。
一般的に大部屋方式を採用している現場が多いと思います。
正しい記述です。
下小屋(したごや)とは、職人が準備・下ごしらえなどをする為の仮設の作業場を指します。
木工事や左官工事、鉄筋・型枠・塗装などさまざまな業種が該当します。
一般的には下小屋というより、加工場・左官小屋・練り場など色んな呼び方があります。
材料置場の近くに計画し、加工に必要な電力・水道設備の用意だけでなく、雨風をしのげるように、屋根や壁も設けましょう。
間違った記述です。
鋼板製仮囲いの下端は、隙間を作らないように設けてください。
敷地内の泥・工事関係の物品が敷地外に流出して、周辺道路の汚損・通行人への危害にならないよう、対策します。
基本的に鋼板を路盤にぴったり合わせて建込みますが、不陸で隙間が出来てしまう場合は巾木などを敷地内から設置します。
仮設計画は工事が円滑に進む為に重要であると挙げましたが、工事自体に影響があるのではなく、近隣住民との関係、職人の作業のしやすさ、働く環境づくりなど、どちらかと言えばソフト面に関わってくる内容です。
目に見えないソフト面ですが、工期内竣工に関わってくる重要な検討項目ですので、しっかり覚えていきましょう。
参考になった数18
この解説の修正を提案する
03
仮設計画は作業を円滑に進めるための場所・環境を整えることです。
その通りです。
その通りです。
その通りです。
間違いです。
鋼板製仮囲いの下端は、隙間を埋める必要があります。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
前の問題(問29)へ
令和3年(2021年)後期問題一覧
次の問題(問31)へ