2級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)後期
4 問31

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年)後期 4 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

工事現場における材料の保管に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • アスファルトルーフィングは、屋内の乾燥した場所に平積みで保管する。
  • ALCパネルは、台木を水平に置いた上に平積みで保管する。
  • 巻いた壁紙は、くせが付かないように屋内に立てて保管する。
  • アルミニウム製建具は、平積みを避け、縦置きにして保管する。

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この過去問の解説 (3件)

01

材料の保管場所・保管方法は品質管理に関わる内容で、現場管理するうえで頭に入れておくべき管理項目です。

材料が型崩れするものなのか、水分に弱いのかなど、特徴を覚えれば答えやすいと思います。

選択肢1. アスファルトルーフィングは、屋内の乾燥した場所に平積みで保管する。

間違った記述です。

アスファルトルーフィングの荷姿は一般的に円柱状です。

屋内の乾燥した場所は問題ありませんが、平積みすると転がってしまいますし、円柱が崩れて癖がついてしまいます。

壁紙同様、立てて保管します。

選択肢2. ALCパネルは、台木を水平に置いた上に平積みで保管する。

正しい記述です。

ALCパネルは軽量気泡コンクリート建材で、荷姿はパネルそのままです。

重量物なので立てかけず、平積みします。

平積みする際は必ず台木を敷き、直接床に置かないようにしましょう。

(材料移動のしやすさ・材料が床に付いて汚れないよう養生する為)

選択肢3. 巻いた壁紙は、くせが付かないように屋内に立てて保管する。

正しい記述です。

壁紙の荷姿は一般的に円柱状です。

アスファルトルーフィング同様、屋内に立てて保管します。

選択肢4. アルミニウム製建具は、平積みを避け、縦置きにして保管する。

正しい記述です。

アルミニウム製建具のアルミは鋼製建具に比べて軟らかく、平積みすると変形の恐れがあります。

縦置き・壁に立てかけるように保管します。

その際は床・立てかける壁を傷つけないように養生しましょう。

まとめ

材料がどんな包装で現場に届くのか分からない場合「○○ 荷姿」とキーワードを入れて検索してみてください。

メーカーのカタログにも載っていることがあるので、イメージがつかない場合はぜひ調べてみて、覚える工夫をしてみましょう。

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02

各種材料の保管や取扱いを整理して覚えましょう。

選択肢1. アスファルトルーフィングは、屋内の乾燥した場所に平積みで保管する。

誤りです。

アスファルトルーフィングは屋内の乾燥した場所に立てて保管します。

選択肢2. ALCパネルは、台木を水平に置いた上に平積みで保管する。

設問の通りです。

選択肢3. 巻いた壁紙は、くせが付かないように屋内に立てて保管する。

設問の通りです。

選択肢4. アルミニウム製建具は、平積みを避け、縦置きにして保管する。

設問の通りです。

異種金属との接触により接触腐食を起こすおそれがあるので、

縦置きとします。

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03

各材料の保管方法を知りましょう。

選択肢1. アスファルトルーフィングは、屋内の乾燥した場所に平積みで保管する。

間違いです。

屋内の乾燥した場所にタテ積みで保管します。

平積みだと曲がった癖がついてしまうからです。

選択肢2. ALCパネルは、台木を水平に置いた上に平積みで保管する。

その通りです。

ALCパネルは、反り、ねじれ等が生じないようにします。

選択肢3. 巻いた壁紙は、くせが付かないように屋内に立てて保管する。

その通りです。

選択肢4. アルミニウム製建具は、平積みを避け、縦置きにして保管する。

その通りです。

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