2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)前期
2 問1

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)前期 2 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

屋外排水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 地中埋設排水管の勾配は、原則として、1/100以上とする。
  • 硬質ポリ塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分は、砂付きの桝取付け短管を用いる。
  • 遠心力鉄筋コンクリート管のソケット管は、受口を下流に向けて敷設する。
  • 雨水桝に接合する配管は、流入配管を上にして流出配管とは20mm程度の管底差をつける。

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この過去問の解説 (3件)

01

排水管の最小勾配や雨水用排水ますの底部に設ける泥だめ、

配管を並行して埋設するときの間隔などの数値は覚えておきましょう。

選択肢1. 地中埋設排水管の勾配は、原則として、1/100以上とする。

地中埋設管の勾配は、原則として1/100以上とします。

選択肢2. 硬質ポリ塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分は、砂付きの桝取付け短管を用いる。

硬質塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分には砂付き短管を用います。

管端部にはクッション材等を挟むなどして、破損及び傷がつかないようにします。

選択肢3. 遠心力鉄筋コンクリート管のソケット管は、受口を下流に向けて敷設する。

ソケットは、受口を上流に向けて水下から敷設します。

差し込み管との隙間には、硬練りモルタルを掻い込み、

水漏れがないように目塗りを行います。

選択肢4. 雨水桝に接合する配管は、流入配管を上にして流出配管とは20mm程度の管底差をつける。

雨水枡に接合する配管は、雨水をスムーズに流すため、流出管の位置は

流入管の位置よりも管底を「20mm」程度下げて設置する必要があります。

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02

この設問は、屋外排水工事に関する施工方法や遵守すべき数値について問われています。

選択肢1. 地中埋設排水管の勾配は、原則として、1/100以上とする。

設問のとおりです。

選択肢2. 硬質ポリ塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分は、砂付きの桝取付け短管を用いる。

設問のとおりです。

選択肢3. 遠心力鉄筋コンクリート管のソケット管は、受口を下流に向けて敷設する。

設問は誤りです。

ソケット管の場合は、受口を上流に向けて水下から敷設します。

選択肢4. 雨水桝に接合する配管は、流入配管を上にして流出配管とは20mm程度の管底差をつける。

設問のとおりです。

桝及びマンホールに接合する配管においては、流入配管を上にして流出配管とは20㎜程度の管底差をつけます。

まとめ

この設問は、屋外排水工事に関する施工方法や遵守すべき数値について問われており、排水管勾配や水の流れについては頻出ですので、しっかり理解を深めましょう。

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03

排水関連の問題です。

選択肢1. 地中埋設排水管の勾配は、原則として、1/100以上とする。

埋設配管の勾配は一般的に1/100以上とし、勾配で排水できるようにします。

選択肢2. 硬質ポリ塩化ビニル管をコンクリート桝に接合する部分は、砂付きの桝取付け短管を用いる。

砂付きの桝取付け短管として、接合部のモルタルとの付着性を向上させます。

選択肢3. 遠心力鉄筋コンクリート管のソケット管は、受口を下流に向けて敷設する。

誤りです。ソケット管は受口の上流に向けないと排水を受けることができません。

選択肢4. 雨水桝に接合する配管は、流入配管を上にして流出配管とは20mm程度の管底差をつける。

管底差をつけることにより、排水が機能するようにします。

まとめ

文章を図としてイメージできると理解しやすいです。

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