2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)後期
1 問4

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)後期 1 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

木造在来軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 床等の水平構面は、水平荷重を耐力壁や軸組に伝達できるよう水平剛性を十分に高くする。
  • 胴差は、垂木を直接受けて屋根荷重を柱に伝えるための部材である。
  • 筋かいをたすき掛けにするためにやむを得ず欠き込む場合は、筋かいに必要な補強を行う。
  • 筋かいの端部は、柱と梁その他の横架材との仕口に接近して、ボルト、かすがい、釘その他の金物で緊結する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

この設問は、木造軸組工法における部材及びその役割について問われています。

選択肢1. 床等の水平構面は、水平荷重を耐力壁や軸組に伝達できるよう水平剛性を十分に高くする。

設問のとおりです。

床等の水平構面は、水平荷重を耐力壁や軸組に伝達できるよう水平剛性や耐力を確保します。

選択肢2. 胴差は、垂木を直接受けて屋根荷重を柱に伝えるための部材である。

誤りです。

胴差は、木造軸組工法において2階以上の床の位置で柱同士を繫いでいる横架材です。

垂木を直接受けて屋根荷重を柱に伝えるための部材はです。

選択肢3. 筋かいをたすき掛けにするためにやむを得ず欠き込む場合は、筋かいに必要な補強を行う。

設問のとおりです。

筋かいをたすき掛けにするためにやむを得ず欠き込む場合は、筋かいに必要な補強を行います。

選択肢4. 筋かいの端部は、柱と梁その他の横架材との仕口に接近して、ボルト、かすがい、釘その他の金物で緊結する。

設問のとおりです。

筋かいの端部は、ボルト、かすがい、釘その他の金物で緊結することで接合します。

まとめ

木造軸組工法の名称及びその役割について覚える量がかなりありますが、試験では頻出事項となっています。

図を活用して、暗記することがコツです。

参考になった数90

02

この問題では木構造に関する建物部位の名称やその役割および部材に関して問われます。

選択肢1. 床等の水平構面は、水平荷重を耐力壁や軸組に伝達できるよう水平剛性を十分に高くする。

設問の通りです。

選択肢2. 胴差は、垂木を直接受けて屋根荷重を柱に伝えるための部材である。

胴差とは、通し柱と通し柱をつないでいる横架材です。

2階の床の高さで建物外周部に位置します。

選択肢3. 筋かいをたすき掛けにするためにやむを得ず欠き込む場合は、筋かいに必要な補強を行う。

設問の通りです。

筋かいをたすき掛けにするためやむを得ず欠き込む場合は、金物等で補強をします。

選択肢4. 筋かいの端部は、柱と梁その他の横架材との仕口に接近して、ボルト、かすがい、釘その他の金物で緊結する。

設問の通りです。

また筋かいは原則欠き込みをしてはいけません。

間柱と交差する場合は間柱を欠き込みします。

まとめ

建物部位と部材の名称および役割の関係を理解しましょう。

木構造に関する用語もたくさんありますが全てを覚える必要はありません。

過去問を繰り返し解くことで問題の出題傾向が分かってきます。

参考になった数30

03

この問題では木造軸組工法における部材の役割や特徴について問われています。

選択肢1. 床等の水平構面は、水平荷重を耐力壁や軸組に伝達できるよう水平剛性を十分に高くする。

設問の通りです。

水平剛性を高くすることで地震にも強くなります。

選択肢2. 胴差は、垂木を直接受けて屋根荷重を柱に伝えるための部材である。

誤りです。

胴差とは上階と下階の間に水平に入れる部材です。

垂木を直接受けて屋根荷重を柱に伝えるための部材」とは桁のことをいいます。

選択肢3. 筋かいをたすき掛けにするためにやむを得ず欠き込む場合は、筋かいに必要な補強を行う。

設問の通りです。

筋交いは建物を強くするために設ける部材で、あまり欠き込みたくない部材です。そのためやむを得ない場合は必要な補強を行います。

選択肢4. 筋かいの端部は、柱と梁その他の横架材との仕口に接近して、ボルト、かすがい、釘その他の金物で緊結する。

設問の通りです。

筋交いの端部は筋交い金物などで緊結し補強します。

まとめ

文だけで理解できない場合は図などを用いると理解しやすいです。

参考になった数0