2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)後期
5 問1

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)後期 5 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄骨の加工に関する記述として、不適当なものを2つ選べ。
  • 鋼材の加熱曲げ加工は、青熱脆性域で行った。
  • 鋼材のガス切断は、自動ガス切断機を用いた。
  • 板厚が13mm以下の鋼材のアンカーボルト孔は、せん断孔あけで加工した。
  • 高力ボルトの孔径は、高力ボルトの公称軸径に5mmを加えた値とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

設問は、鉄骨の加工について問われています。

不適当な選択肢を2つ選択しなければならないので、確実な理解が必要です。

選択肢1. 鋼材の加熱曲げ加工は、青熱脆性域で行った。

設問は誤りです。鋼材の加熱曲げ加工は、赤熱状態(850~900度)で行います。

選択肢2. 鋼材のガス切断は、自動ガス切断機を用いた。

設問のとおりです。

選択肢3. 板厚が13mm以下の鋼材のアンカーボルト孔は、せん断孔あけで加工した。

設問のとおりです。

板厚13㎜以下の場合に限り、せん断加工機を使用してせん断孔あけで加工することができます。

選択肢4. 高力ボルトの孔径は、高力ボルトの公称軸径に5mmを加えた値とした。

設問は誤りです。

高力ボルトの孔径は、高力ボルトの公称軸径に2㎜を加えた値とします。

但し、高力ボルトの孔径が27㎜以上でありかつ構造耐力上支障がない場合において、高力ボルトの孔径を3㎜まで大きくすることができます。

まとめ

鉄骨の加工は、文字だけで理解できない部分が発生したり、時間がかかってしまう分野です。

そのため、参考書だけでなく動画を探して視聴したりすることも勉強法の1つです。

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02

この問題では鉄骨の加工について問われています。

不適当なものを2つ選ぶことに注意しましょう。

選択肢1. 鋼材の加熱曲げ加工は、青熱脆性域で行った。

鋼材の加熱曲げ加工は、850~900℃の赤熱(せきねつ)状態で行います。

選択肢2. 鋼材のガス切断は、自動ガス切断機を用いた。

設問の通りです。

選択肢3. 板厚が13mm以下の鋼材のアンカーボルト孔は、せん断孔あけで加工した。

設問の通りです。

板厚が13mm以下の場合、せん断孔あけ加工ができます。

選択肢4. 高力ボルトの孔径は、高力ボルトの公称軸径に5mmを加えた値とした。

高力ボルトの孔径は、高力ボルトの公称軸径に2mmを加えた値とします。

まとめ

鉄骨の加工による設問はしっかり理解していないと解けない問題が多いですので、写真などを利用して視覚的にも理解すると覚えやすくなります。

参考になった数31