2級建築施工管理技士 過去問
令和5年(2023年)前期
問3 (1 問3)

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 問3(1 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

色に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 無彩色とは、色みを表す色相や明るさを表す明度をもたない色をいう。
  • 補色どうしを対比すると、互いに強調しあい、鮮やかさが増して見える。
  • 色の温度感覚には、暖色や寒色、それらに属さない中性色がある。
  • 2つの有彩色を混ぜて灰色になるとき、その2色は互いに補色の関係にある。

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この過去問の解説 (3件)

01

色には

明度☞色の明暗の度合い

色相☞色合い

彩度☞色の鮮やかさの度合い

と3つの属性があります。まずはこの要素を抑え、問題に取り組むとよいでしょう。

選択肢1. 無彩色とは、色みを表す色相や明るさを表す明度をもたない色をいう。

無彩色とは、文字通り「彩度がない(=ゼロ)」の色のことです。

具体的には白・黒・灰色を含み、明度のみで表現されます。

選択肢2. 補色どうしを対比すると、互いに強調しあい、鮮やかさが増して見える。

問題文のとおりです。

補色同士を組み合わせると、シナジー(相乗効果)により「補色調和」が生まれます。

選択肢3. 色の温度感覚には、暖色や寒色、それらに属さない中性色がある。

問題文のとおりです。

赤色が「暖かい」、青色が「寒い」といったイメージです。また、黄緑や紫、緑などは中性色に分類されます。

選択肢4. 2つの有彩色を混ぜて灰色になるとき、その2色は互いに補色の関係にある。

問題文のとおりです。

まとめ

色に関する問題は、1~2年毎に1問程度出題されます。それぞれの違いを理解することで問題の意図が分かりやすくなります。

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02

色彩はマンセル色立体の軸の表し方と色相・明度・彩度の単語の意味をきちんと暗記しましょう。

選択肢1. 無彩色とは、色みを表す色相や明るさを表す明度をもたない色をいう。

色相とは色の種類や種類の違いを表し、明度とは色の明るさを表します。無彩色とは白や灰色などでが含まれるため色相はもちませんが明度はあります。間違いやすいので気を付けましょう。

選択肢2. 補色どうしを対比すると、互いに強調しあい、鮮やかさが増して見える。

補色とはマンセルの色相環の対角線上の色を指します。具体的には赤の補色は青緑があります。補色同士対比すると鮮やかさが増します。

選択肢3. 色の温度感覚には、暖色や寒色、それらに属さない中性色がある。

赤やオレンジなどの暖かく感じられる暖色と、青などの冷たく感じられる寒色があります。また中間の緑や黄緑などは中性色といわれ、色の温度感覚に影響します。

選択肢4. 2つの有彩色を混ぜて灰色になるとき、その2色は互いに補色の関係にある。

設問の通り、2色の有彩色を混ぜて灰色になるときは補色の関係にあります。

まとめ

色彩では補色や無彩色の意味も理解しましょう。色の関係もおさえる必要があります。

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03

色の問題に関しては色彩(色相、明度、彩度)などの、単語の意味などを覚えておきましょう。

 

選択肢1. 無彩色とは、色みを表す色相や明るさを表す明度をもたない色をいう。

無彩色とは、色相(赤、青、緑等の色味)をもたない色のことをいいます。

なので無彩色は白、黒、灰色などが該当します。

色相はありませんが、明度(色の明るさ)はありますので、明度を持たないというのは、誤りです。

選択肢2. 補色どうしを対比すると、互いに強調しあい、鮮やかさが増して見える。

補色とは、色相環で正反対に位置する関係の色の組合せのこと。

コントラストが強くなる配色で、互いに際立ち、より鮮やかに見える効果があります。

黄緑⇔紫

 赤⇔青緑

というような補色関係になります。

 

選択肢3. 色の温度感覚には、暖色や寒色、それらに属さない中性色がある。

色には、暖色、寒色、中間色に分かれます。

暖色=赤・オレンジ・黄色等温かみを感じる色

寒色=青、紫、水色等冷たさを感じる色

中間色=灰色、ベージュ等どちらにも含まれない色

 

選択肢4. 2つの有彩色を混ぜて灰色になるとき、その2色は互いに補色の関係にある。

補色どうしの色を混ぜると、無彩色(灰色)になります。

そのため、2つの有彩色を混ぜて灰色になるときは、補色の関係にあるといえます。

まとめ

色の問題では、色相環による色の関係性を覚えておきましょう。

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