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2級建築施工管理技士の過去問 令和5年(2023年)前期 1 問7

問題

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基礎杭に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
   1 .
拡径断面を有する遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(ST杭)は、拡径部を杭の先端に使用する場合、大きな支持力を得ることができる。
   2 .
既製コンクリート杭の埋込み工法のひとつで、杭の中空部から掘削土を排出しながら杭を圧入する中掘り工法は、杭径の小さなものの施工に適している。
   3 .
外殻鋼管付きコンクリート杭(SC杭)は、一般に継ぎ杭の上杭として、遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(PHC杭)と組み合わせて用いられる。
   4 .
鋼杭は、地中での腐食への対処法として、肉厚を厚くする方法、塗装やライニングを行う方法等が用いられる。
( 2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 1 問7 )
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この過去問の解説 (2件)

6

基礎杭は、平たく言えば「建物が傾かないよう支える柱(円柱状)」のことです。建築工事を進めるにあたってベースとなる工程です。

選択肢1. 拡径断面を有する遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(ST杭)は、拡径部を杭の先端に使用する場合、大きな支持力を得ることができる。

問題文のとおりです。ST杭は、先端部を杭本体より5㎝~20㎝程度太くしたもので、これにより大きな支持力を得ることが可能になります。

選択肢2. 既製コンクリート杭の埋込み工法のひとつで、杭の中空部から掘削土を排出しながら杭を圧入する中掘り工法は、杭径の小さなものの施工に適している。

中堀り工法(中掘り杭工法)は、杭を埋め込む過程で高圧セメントミルクを噴射させ、先端根固めを行い、杭の先端部を広げていく工法です。

選択肢3. 外殻鋼管付きコンクリート杭(SC杭)は、一般に継ぎ杭の上杭として、遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(PHC杭)と組み合わせて用いられる。

問題文のとおりです。

選択肢4. 鋼杭は、地中での腐食への対処法として、肉厚を厚くする方法、塗装やライニングを行う方法等が用いられる。

問題文のとおりです。上記の処理方法は腐食を防止するのに有効とされています。

まとめ

杭に関する問題も頻出です。しっかり違いを理解しておきましょう。

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1

杭基礎工事は杭を設置する工法の種類や施工手順を覚えましょう。それぞれの工法の特徴などもチェックが必要です。

選択肢1. 拡径断面を有する遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(ST杭)は、拡径部を杭の先端に使用する場合、大きな支持力を得ることができる。

プレストレストコンクリート杭(ST杭)は杭の先端支持率を大きく確保することを目的とし、先端部が太くなっています。杭先端を使用する場合は大きな支持力を得ることができます。

選択肢2. 既製コンクリート杭の埋込み工法のひとつで、杭の中空部から掘削土を排出しながら杭を圧入する中掘り工法は、杭径の小さなものの施工に適している。

中堀り工法とは杭の中空部を掘削しながら杭を圧入する工法です。中堀り工法は比較的杭径の大きいものの施工に適しています。

選択肢3. 外殻鋼管付きコンクリート杭(SC杭)は、一般に継ぎ杭の上杭として、遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(PHC杭)と組み合わせて用いられる。

外殻鋼管付きコンクリート杭(SC杭)は大きな水平力に対抗できる杭工法です。遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(PHC杭)と組み合わせて用いられます。

選択肢4. 鋼杭は、地中での腐食への対処法として、肉厚を厚くする方法、塗装やライニングを行う方法等が用いられる。

鋼杭は既製コンクリート杭に比べると破損に強く、運びやすいため取り扱いが容易な杭です。鋼杭は地中での腐食を防ぐため鋼杭の肉厚に1ミリの腐食しろを設けたり、焼付け塗料などにより保護被膜します。

まとめ

杭基礎工事は工法や施工手順など、覚えることが多いですが頑張って覚えましょう。

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