2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
1 問11

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

問題としてはコンクリートに関する基本的な知識を問われています。

選択肢1. スランプが大きいほど、フレッシュコンクリートの流動性は大きくなる。

問題文のとおりです。スランプとはコンクリートの軟らかさを示し、数値が大きい(=液状に近い)ほど流動性は大きくなります。

選択肢2. 硬化後のコンクリートの圧縮強度が大きくなると、ヤング係数は大きくなる。

問題文のとおりです。ヤング係数とはコンクリートの強度(たわみ、ひずみ等)を推定する場合に用いられます。

選択肢3. 暑中コンクリートは、日平均気温の平年値が25℃を超える期間が適用期間となる。

問題文のとおりです。

選択肢4. 硬化後のコンクリートの引張強度は、圧縮強度の1/5程度である。

硬化後のコンクリートの引張強度は通常、圧縮強度の1/10~1/13程度です。問題文は「曲げ強度」の記述です。

まとめ

コンクリートの問題では、

①スランプ、ヤング係数などの用語の整理

②圧縮・引張・曲げ・せん断の各強度の違い

を理解しておきましょう。

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02

コンクリートの特徴やスランプ、ヤング係数などの用語を覚えましょう。

選択肢1. スランプが大きいほど、フレッシュコンクリートの流動性は大きくなる。

スランプとは生(フレッシュ)コンクリートの柔らかさを表した数値です。コンクリートが柔らかいほどスランプは大きくなるため、スランプが大きいほど流動性は大きくなるといえます。

選択肢2. 硬化後のコンクリートの圧縮強度が大きくなると、ヤング係数は大きくなる。

ヤング係数とはコンクリートの強度を確かめる指標の1つです。設問の通り、コンクリートの圧縮強度が大きくなるとヤング係数は大きくなります。

選択肢3. 暑中コンクリートは、日平均気温の平年値が25℃を超える期間が適用期間となる。

暑中コンクリートとは1日の平均気温が25℃を超える際に使用されるコンクリートのことをいいます。気温が高い時に普通のコンクリートでは強度の低下やひび割れのお恐れがあるため暑中コンクリートが使われます。

選択肢4. 硬化後のコンクリートの引張強度は、圧縮強度の1/5程度である。

コンクリートの引張強度は圧縮強度の1/5ではなく1/10程度です。

まとめ

建築材料のコンクリートに関する問題は出題率が高いです。覚えることも少ないため確実に正解しましょう。

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