2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
1 問12

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 1 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

日本産業規格(JIS)に規定するセラミックタイルに関する記述として、不適当なものはどれか。
  • セラミックタイルとは、粘土又はその他の無機質原料を成形し、高温で焼成した、所定の厚さを有した板状の不燃材料である。
  • 裏連結ユニットタイルとは、多数個並べたタイルの裏面や側面を、ネットや台紙等の裏連結材で連結したものをいう。
  • 屋外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法で施工するタイルには、裏あしがなくてもよい。
  • 屋外壁のセメントモルタルによるタイル後張り工法で施工するタイルには、裏あしがなくてもよい。

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この過去問の解説 (2件)

01

タイルに関する問題です。

選択肢1. セラミックタイルとは、粘土又はその他の無機質原料を成形し、高温で焼成した、所定の厚さを有した板状の不燃材料である。

問題文のとおりです。セラミックタイルは一般的にインテリアの意匠性を向上させる材料と考えられています。

選択肢2. 裏連結ユニットタイルとは、多数個並べたタイルの裏面や側面を、ネットや台紙等の裏連結材で連結したものをいう。

問題文のとおりです。

裏連結タイルとはユニット式タイル(複数のタイルを30センチ角に収めたもの)の1つで、裏面にシート状の台紙等を貼っているため施工時の確認が行いやすいとされています。

選択肢3. 屋外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法で施工するタイルには、裏あしがなくてもよい。

問題文のとおりです。

選択肢4. 屋外壁のセメントモルタルによるタイル後張り工法で施工するタイルには、裏あしがなくてもよい。

セメントモルタルによる外装タイルや、屋外の壁へのタイル後張り工法の場合、裏あし(タイル裏の形状)は凹凸状やリブ状としなければなりません。

まとめ

タイルの問題は頻出です。タイルの種類や工法に関する項目が比較的出題されます。

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02

セラミックタイルとは土や石などの無機物を高温で焼いて固めたタイルのことを指します。内装にも外装にも使われており、日本で流通しているのは主にセラミックタイルです。セラミックタイルの特徴や工法をチェックしましょう。

選択肢1. セラミックタイルとは、粘土又はその他の無機質原料を成形し、高温で焼成した、所定の厚さを有した板状の不燃材料である。

設問の通り、セラミックタイルは無機物を高温で焼いたタイルで不燃材料です。セラミックタイルにはガラス製や金属製のものは含みません。

選択肢2. 裏連結ユニットタイルとは、多数個並べたタイルの裏面や側面を、ネットや台紙等の裏連結材で連結したものをいう。

裏連結ユニットタイルとは設問の通り、裏面の連結材によりユニット化されているタイルのことです。裏面の連結材は施工時、はがさずに埋め込みます。

選択肢3. 屋外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法で施工するタイルには、裏あしがなくてもよい。

裏あしとはタイルとセメントモルタルなどとの接着をよくするための、タイル裏面にある凹凸のことです。有機系の接着剤は接着性に優れているためタイルの裏あしは必要ありません。

選択肢4. 屋外壁のセメントモルタルによるタイル後張り工法で施工するタイルには、裏あしがなくてもよい。

セメントモルタルによるタイル後張り工法で施工する場合は裏あしがなくてはなりません。さらに裏あしの形状もアリ状でなくてはならないと定められています。

まとめ

建築材料のタイルに関する問題はセラミックタイルに関するものが多いため、頭にいれておきましょう。

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