2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
1 問13

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 1 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • アスファルトプライマーは、下地と防水層の接着性を向上させるために用いる。
  • 絶縁用テープは、防水層の末端部に使用し、防水層のずれ落ち、口あき、剥離等の防止に用いる。
  • アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。
  • 改質アスファルトは、合成ゴムや合成樹脂等を添加して、アスファルトの温度特性等を改良したものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

防水材料は防水工事用アスファルト製品の種類と特徴の暗記が必要です。出題頻度の多い問題ですので確実に正解しましょう。

選択肢1. アスファルトプライマーは、下地と防水層の接着性を向上させるために用いる。

アスファルトプライマーとはブローンアスファルトを揮発性溶液に溶かしたものです。設問の通り下地と防水層の接着性を向上させる目的があります。

選択肢2. 絶縁用テープは、防水層の末端部に使用し、防水層のずれ落ち、口あき、剥離等の防止に用いる。

絶縁テープはALC下地など下地が動きやすい際にその影響を避けるため用いるもので、下地と防水層の間に使用するため、防水層の末端部は誤りです。

選択肢3. アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。

設問の通りアスファルトフェルトは有機天然繊維を原料とした原資にアスファルトを浸透させたものです。

選択肢4. 改質アスファルトは、合成ゴムや合成樹脂等を添加して、アスファルトの温度特性等を改良したものである。

改質アスファルトはゴムアスルーフィングともいい、設問の通り温度特性や付着性などを改良したもので使用頻度が増えています。

まとめ

防水工事は出題頻度が高いためしっかりチェックしましょう。

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02

防水に関する問題です。頻出項目ですのでしっかりおさえておきましょう。

選択肢1. アスファルトプライマーは、下地と防水層の接着性を向上させるために用いる。

問題文のとおりです。アスファルトシート防水等に使用される「プライマー」と呼ばれる接着剤のような材料になります。

選択肢2. 絶縁用テープは、防水層の末端部に使用し、防水層のずれ落ち、口あき、剥離等の防止に用いる。

絶縁用テープは、下地と新規防水層の間に使用する材料で、下地の挙動(=揺れなどによる下地の動き)が防水層に影響を及ぼすのを防ぐ役割があります。

選択肢3. アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。

問題文のとおりです。

選択肢4. 改質アスファルトは、合成ゴムや合成樹脂等を添加して、アスファルトの温度特性等を改良したものである。

問題文のとおりです。改質アスファルトシート防水に使用します。

まとめ

防水に関する問題は、主に4つの工種についてその内容と工程覚えておきましょう。

・アスファルトシート防水

・改質アスファルトシート防水

・塗膜防水

・シート防水

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