2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
2 問3

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 2 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

給排水設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 地中埋設排水管において、桝を設ける場合、雨水桝には泥だめを、汚水桝にはインバートを設ける。
  • 飲料水用の給水タンクの天井、底又は周壁は、建築物の構造体と兼用してはならない。
  • ポンプ直送方式の給水設備は、水道本管から分岐した水道引き込み管に増圧給水装置を直結し、建物各所に給水する方式である。
  • 飲料水用の給水タンクの水抜き管は、一般排水系統へ直接連結してはならない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

電気設備と同様、建築に付帯する給排水設備については過去にも出題があります。

選択肢1. 地中埋設排水管において、桝を設ける場合、雨水桝には泥だめを、汚水桝にはインバートを設ける。

問題文の通りです。

選択肢2. 飲料水用の給水タンクの天井、底又は周壁は、建築物の構造体と兼用してはならない。

問題文の通りです。

選択肢3. ポンプ直送方式の給水設備は、水道本管から分岐した水道引き込み管に増圧給水装置を直結し、建物各所に給水する方式である。

ポンプ直送方式とは、配水管から供給された水をいったん貯水槽に貯水し、給水量に応じて給水ポンプの運転台数の変更や回転制御により給水する方式です。

水道本管から分岐した水道引き込み管に増圧給水装置を直結し、建物各所に給水する方式は「水道直結増圧方式」になります。

選択肢4. 飲料水用の給水タンクの水抜き管は、一般排水系統へ直接連結してはならない。

問題文の通りです。

飲料系統の配管は、井戸水、農業用水等の他系統配管と直接つないではいけません。理由としては他系統の配管が故障などにより飲料系統配管へ逆流するのを防止するためです。

まとめ

給排水設備については、特に配管方式について問われるケースがあります。明確に区別し、覚えておきましょう。

参考になった数58

02

給排水設備に関する問題は配管工事の留意点やますに関する問題が多く出題されるためチェックしましょう。

選択肢1. 地中埋設排水管において、桝を設ける場合、雨水桝には泥だめを、汚水桝にはインバートを設ける。

設問の通り、地中埋設排水管にますを設ける場合、雨水ますには150ミリ以上の泥だめを、汚水ますには下面が半円状のインバートを設けます。

選択肢2. 飲料水用の給水タンクの天井、底又は周壁は、建築物の構造体と兼用してはならない。

設問の通り、飲料水用の給水タンクの天井や周りの壁は、建築物の構造体と兼用してはいけません。

選択肢3. ポンプ直送方式の給水設備は、水道本管から分岐した水道引き込み管に増圧給水装置を直結し、建物各所に給水する方式である。

ポンプ直送方式とは受水槽から必要な箇所へ給水ポンプで圧送する方式です。水道本館から受水槽に水を溜め、増圧装置で給水するため設問の通りではありません。

選択肢4. 飲料水用の給水タンクの水抜き管は、一般排水系統へ直接連結してはならない。

設問の通り、飲料水用の給水タンクの水抜き管は、一般排水系統へ直接連結してはいけません。

参考になった数30