2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
3 問6

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 3 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

ウレタンゴム系塗膜防水絶縁工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 不織布タイプの通気緩衝シートは、接着剤で張り付けた。
  • 通気緩衝シートの継目は、隙間や重なり部をつくらないようにシート相互を突付けとし、ジョイントテープを張り付けた。
  • 穴あきの不織布タイプの通気緩衝シートは、下地に張り付けた後、防水材でシートの穴を充填した。
  • 通気緩衝シートは、防水立上り面まで張り上げた。

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この過去問の解説 (2件)

01

塗膜防水工事の通気緩衝シートは、下地に含まれる水分による防水層の膨れを防止する役割をします。防水工事は多く出題されるためチェックしましょう。

選択肢1. 不織布タイプの通気緩衝シートは、接着剤で張り付けた。

通気緩衝シートは接着材を塗布し、オープンタイムを確認し貼り付けます。

選択肢2. 通気緩衝シートの継目は、隙間や重なり部をつくらないようにシート相互を突付けとし、ジョイントテープを張り付けた。

通気緩衝シートはシート相互を突き付け継ぎとし、ジョイントテープを張り、ローラー転圧で接着します。

選択肢3. 穴あきの不織布タイプの通気緩衝シートは、下地に張り付けた後、防水材でシートの穴を充填した。

設問の通り、穴あきの不織布タイプの通気緩衝シートは、下地に張り、防水材でシートの穴を充填します。

選択肢4. 通気緩衝シートは、防水立上り面まで張り上げた。

防水立ち上がり部分は補強布の強化メッシュなどを入れます。壁と外壁の境である立ち上がり部分は補強する必要があります。

まとめ

防水工事は種類も多く、覚える数字などもあるためしっかり暗記しましょう。

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02

建築に欠かせない「防水工事」、そのうちの1つ「塗膜防水」に関する問題です。

選択肢1. 不織布タイプの通気緩衝シートは、接着剤で張り付けた。

問題文のとおりです。絶縁工法における通気緩衝シート(下地と防水層の間に施工し、挙動による防水層の破断を防止するシート)は、接着剤で張り付けます。

選択肢2. 通気緩衝シートの継目は、隙間や重なり部をつくらないようにシート相互を突付けとし、ジョイントテープを張り付けた。

問題文のとおりです。通気緩衝シートの継ぎ目は突きつけ、ジョイントテープで処理します。

周辺知識として、X-2工法の補強布(クロス)継ぎ目は50㎜以上重ねる点も覚えておきましょう。

選択肢3. 穴あきの不織布タイプの通気緩衝シートは、下地に張り付けた後、防水材でシートの穴を充填した。

問題文のとおりです。

選択肢4. 通気緩衝シートは、防水立上り面まで張り上げた。

防水立上り面は、補強布で出入隅の補強塗りを行いX-2工法とします。

まとめ

塗膜防水の工法は主に

「絶縁工法(X-1)」

「密着工法(X-2)」

の2つに大別されます。どちら試験対策上非常に重要です。違いをおさえておきましょう。

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