2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
4 問5

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 4 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

バーチャート工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 工事種目を縦軸に、月日を横軸に示し、各作業の開始から終了までを横線で表したものである。
  • 工程表に示す作業を増やしたり、作業を細分化すると、作業間の関係が把握しやすくなる。
  • 作業の流れ、各作業の所要日数や施工日程が把握しやすい。
  • 工程の進捗をマイルストーンごとに確認すると、全体工程の遅れを防ぐことにつながる。

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この過去問の解説 (2件)

01

バーチャート工程表は工程表問題では代表的なものです。しっかり理解しましょう。

選択肢1. 工事種目を縦軸に、月日を横軸に示し、各作業の開始から終了までを横線で表したものである。

設問の通り、作業項目を縦軸に、月日を横軸に示したのがバーチャート工程表です。

選択肢2. 工程表に示す作業を増やしたり、作業を細分化すると、作業間の関係が把握しやすくなる。

バーチャート工程表は作業の進捗度は把握しやすいですが、作業の関連性を把握することはできません。そのため工期の長い工事や作業の種類が多い工事には向きません。

選択肢3. 作業の流れ、各作業の所要日数や施工日程が把握しやすい。

設問の通り、作業の流れや各作業の所要日数や施工日程が把握しやすいです。

選択肢4. 工程の進捗をマイルストーンごとに確認すると、全体工程の遅れを防ぐことにつながる。

マイルストーンとは作業の要所を意味するもので、マイルストーンを確認することで工程の遅れを防ぐことができます。

まとめ

バーチャート工程表の知識は二次試験にも生きるためしっかり復習しましょう。

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02

工程表にはいくつかの種類がありますが、比較的簡易に作成できるものとしてバーチャート工程表は多く用いられます。

選択肢1. 工事種目を縦軸に、月日を横軸に示し、各作業の開始から終了までを横線で表したものである。

問題文のとおりです。

選択肢2. 工程表に示す作業を増やしたり、作業を細分化すると、作業間の関係が把握しやすくなる。

作業が増えたり、細分化することにより作業間の関係性を可視化したいケースでは、ネットワーク工程表を採用するとよいでしょう。

選択肢3. 作業の流れ、各作業の所要日数や施工日程が把握しやすい。

問題文のとおりです。

各作業は独立して示されますので、日数のイメージは掴みやすくなります。

選択肢4. 工程の進捗をマイルストーンごとに確認すると、全体工程の遅れを防ぐことにつながる。

問題文のとおりです。

マイルストーン(=工事の中間点・節目)は工事の進捗を確認する指標ですので、細かなチェックが大切です。

まとめ

バーチャート工程表は、工程表作成の経験が少ない担当者でも作成に時間が掛からないことが利点です。

工種が少ない場合や、工種間の取り合いが発生しない場合には、バーチャート工程表は有効な手段と考えられます。

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