2級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)前期
4 問10

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年)前期 4 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

建築工事の足場に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • くさび緊結式足場において、壁つなぎの間隔は、法令で定められた単管足場の間隔を適用した。
  • 高さ5m以上の枠組足場において、壁つなぎの水平方向の間隔は、10m以下とした。
  • 単管足場において、単管と単管の交点の緊結金具は、直交型クランプ又は自在型クランプを使用した。
  • 枠組足場において、階段の手すりの高さは、踏板より90cmとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

足場に関する問題は頻出です。大きく「くさび緊結式足場」・「枠組足場」・「単管足場」・「つり足場」とあります。違いをしっかりおさえましょう。

選択肢1. くさび緊結式足場において、壁つなぎの間隔は、法令で定められた単管足場の間隔を適用した。

問題文のとおりです。

壁つなぎは、足場に面する壁に打ちこむ倒壊防止の部材です。

選択肢2. 高さ5m以上の枠組足場において、壁つなぎの水平方向の間隔は、10m以下とした。

高さが5m以上ある枠組足場において、壁つなぎの間隔は

垂直方向:9m以下

水平方向:8m以下

となっています。

選択肢3. 単管足場において、単管と単管の交点の緊結金具は、直交型クランプ又は自在型クランプを使用した。

問題文のとおりです。

選択肢4. 枠組足場において、階段の手すりの高さは、踏板より90cmとした。

問題文のとおりです。

まとめ

足場は、建築工事を安全に進めるため欠かせないものです。

施工管理者としても、その管理手法を理解しておくことが重要になります。

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02

現場で扱われる足場は単管足場、くさび緊結式足場、枠組み足場、吊り足場に分けられます。それぞれの特徴を理解しましょう。

選択肢1. くさび緊結式足場において、壁つなぎの間隔は、法令で定められた単管足場の間隔を適用した。

くさび緊結式足場は法規上、単管足場の適応を受けます。壁つなぎ、又は控えの間隔は垂直方向5メートル以下、水平方向5.5メートル以下としなければなりません。

選択肢2. 高さ5m以上の枠組足場において、壁つなぎの水平方向の間隔は、10m以下とした。

5メートル以上の枠組み足場の壁つなぎの水平方向の間隔は10メートル以下ではなく、8メートル以下です。

垂直方向は9メートル以下とします。

選択肢3. 単管足場において、単管と単管の交点の緊結金具は、直交型クランプ又は自在型クランプを使用した。

設問の通り、単管足場において、単管と単管の交点の緊結金具は、直交型クランプ又は自在型クランプなどの適合した付属金物を用いて緊結します。

選択肢4. 枠組足場において、階段の手すりの高さは、踏板より90cmとした。

枠組み足場において、階段手摺は高さ85センチ以上の手摺を設けなくてはなりません。

まとめ

足場に関する法律は細かい数字が多いため確実に暗記しましょう。

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