2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問26 (ユニットD 問9)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問26(ユニットD 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

建具工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 樹脂製建具は、建具の加工及び組立てからガラスの組込みまでを建具製作所で行った。
  • 木製フラッシュ戸の框材には、錠前当たり補強を設けた。
  • アルミニウム製建具の組立てに使用する小ねじは、亜鉛めっき処理した鋼製のものを使用した。
  • ステンレス製建具のステンレスに接する鋼製の補強材は、錆止め塗装をした。

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この過去問の解説 (2件)

01

建具工事に関する問題です!

選択肢1. 樹脂製建具は、建具の加工及び組立てからガラスの組込みまでを建具製作所で行った。

正しい記述です。

 

キーワード: 樹脂製建具、工場内加工、ガラス組込み

説明: 樹脂製建具は高精度な加工が求められるため、通常は建具製作所で加工・組立・ガラス組込みまで一貫して行います。

選択肢2. 木製フラッシュ戸の框材には、錠前当たり補強を設けた。

正しい記述です。

 

キーワード: 木製フラッシュ戸、錠前補強、框材

説明: 木製フラッシュ戸では、錠前が取り付けられる部分に補強を施します。

選択肢3. アルミニウム製建具の組立てに使用する小ねじは、亜鉛めっき処理した鋼製のものを使用した。

誤った記述です。

 

キーワード: アルミニウム建具、小ねじ、異種金属接触腐食(電蝕)

説明: アルミ建具に亜鉛めっき鋼製のねじを使うと、異種金属接触腐食(電蝕)の原因となります。

選択肢4. ステンレス製建具のステンレスに接する鋼製の補強材は、錆止め塗装をした。

正しい記述です。

 

キーワード: ステンレス建具、鋼製補強材、錆止め塗装

説明: ステンレスに接する鋼製補強材は、腐食防止のために錆止め塗装を施します。

まとめ

建具工事における特徴を覚えましょう!

参考になった数42

02

この問題では、建具に使われる材料ごとの特性と接合・補強の基本的な知識を問われています。

特に、異種金属の組み合わせによる腐食対策が理解できているかがポイントです。

 

選択肢1. 樹脂製建具は、建具の加工及び組立てからガラスの組込みまでを建具製作所で行った。

樹脂製建具は精密な加工が必要で、工場内で加工から組立て、ガラス組込みまで一貫して行います。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢2. 木製フラッシュ戸の框材には、錠前当たり補強を設けた。

木製フラッシュ戸は中が空洞になっているため、錠前の部分に補強材を入れて強度を確保します。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢3. アルミニウム製建具の組立てに使用する小ねじは、亜鉛めっき処理した鋼製のものを使用した。

アルミと亜鉛めっき鋼製ネジを直接接触させると、異種金属接触による電食(腐食)が生じやすくなります。

アルミにはステンレス製またはアルミ製のネジを使用します。

 

よって誤った記述となります。

選択肢4. ステンレス製建具のステンレスに接する鋼製の補強材は、錆止め塗装をした。

異種金属が触れるとサビや腐食の原因になります。

鋼製補強材には錆止め処理を施します。

 

よって正しい記述となります。

 

まとめ

試験では、この組み合わせは腐食の原因になるか?加工はどこで行うのが正解か?

といった、原理やルールに基づく判断力が問われるので、しっかり理解しましょう。

 

参考になった数5