2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問28 (ユニットE 問1)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問28(ユニットE 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

事前調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 山留め工事の計画に当たって、設計時の地盤調査が不十分であったため、ボーリング調査を追加して行うこととした。
  • 鉄骨工事の計画に当たって、製作工場から現場までの搬入経路の調査を行うこととした。
  • 鉄骨の建方の計画に当たって、日影による近隣への影響の調査を行うこととした。
  • 解体工事の計画に当たって、発生する木くずを再生するため、再資源化施設の受入れ状況の調査を行うこととした。

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この過去問の解説 (2件)

01

事前調査に関する問題です。

選択肢1. 山留め工事の計画に当たって、設計時の地盤調査が不十分であったため、ボーリング調査を追加して行うこととした。

正しい記述です。

 

キーワード: 山留め工事、地盤調査、ボーリング

説明: 山留め工事では地盤の性状を把握することが重要であり、設計時の調査が不十分な場合に追加でボーリングを行うのは適切です。

選択肢2. 鉄骨工事の計画に当たって、製作工場から現場までの搬入経路の調査を行うこととした。

正しい記述です。

 

キーワード: 鉄骨工事、搬入経路、事前調査

説明: 鉄骨は大型で重量物のため、搬入ルートの障害や通行制限等の調査は必要であり、適切な事前調査です。

選択肢3. 鉄骨の建方の計画に当たって、日影による近隣への影響の調査を行うこととした。

誤った記述です。

 

キーワード: 鉄骨建方、日影、近隣影響

説明: 日影の影響は建築物の配置や高さ等の設計段階での検討事項であり、鉄骨建方の事前調査内容としては不適切です。

選択肢4. 解体工事の計画に当たって、発生する木くずを再生するため、再資源化施設の受入れ状況の調査を行うこととした。

正しい記述です。

 

キーワード: 解体工事、再資源化、再資源化施設

説明: 解体工事において発生する廃材の再資源化は義務付けられており、受入れ施設の確認は適切な調査項目です。

まとめ

各事前調査について過去問を主に覚えましょう!

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02

この問題では、環境配慮・安全確保・近隣対策など、総合的な施工管理の意識が問われています。

選択肢1. 山留め工事の計画に当たって、設計時の地盤調査が不十分であったため、ボーリング調査を追加して行うこととした。

山留め工事の安全設計には、正確な地盤データが不可欠です。

設計段階の調査が不足していれば、追加でボーリングを行うのは適切です。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢2. 鉄骨工事の計画に当たって、製作工場から現場までの搬入経路の調査を行うこととした。

大型部材である鉄骨を搬入する際は、道路幅、高さ制限、交通規制などを事前に確認するのが基本となります。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢3. 鉄骨の建方の計画に当たって、日影による近隣への影響の調査を行うこととした。

日影の影響は、建物形状・配置を決める設計段階で検討する事項です。

建方計画の調査対象には通常含まれません。

 

よって誤った記述となります。

 

選択肢4. 解体工事の計画に当たって、発生する木くずを再生するため、再資源化施設の受入れ状況の調査を行うこととした。

廃棄物の再資源化先の容量・受入れ条件を事前確認するのは、解体計画における必須事項です。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

その調査は、どの段階(設計・施工)で必要なのかを意識して覚えましょう。

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