2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問40 (ユニットF 問3)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問40(ユニットF 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 下塗り、中塗り、上塗りの各層の塗厚は、6mm程度とした。
- モルタルの1回の練混ぜ量は、60分以内に使い切れる量とした。
- 乾燥収縮によるひび割れの防止のため、保水剤を混和剤として使用した。
- 下塗り後、むらが著しかったため、中塗りの前にむら直しを行った。
- 上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルよりも富調合とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
コンクリート壁下地のセメントモルタル塗りに関する問題です!
正しい記述です。
キーワード: 各層の塗厚、6mm程度
説明: セメントモルタル塗りの各層(下塗り・中塗り・上塗り)は、それぞれ概ね5~7mm程度で仕上げます。
正しい記述です。
キーワード: 練混ぜ量、60分以内
説明: モルタルは硬化が始まる前に施工する必要があり、練り上げ後60分以内に使用します。
正しい記述です。
キーワード: 乾燥収縮、保水剤、混和剤
説明: モルタルの乾燥収縮によるひび割れを防ぐために、保水性を高める混和剤を使用するのは有効です。
正しい記述です。
キーワード: むら直し、中塗り前
説明: 下塗りにむらがあった場合は、次の工程に入る前にむら直しを行います。
誤った記述です。
キーワード: 上塗りモルタル、富調合、貧調合
説明: モルタル塗りでは、下塗りに比べて上塗りは通常「貧調合(セメント量が少ない)」とします。
これは、上塗りのひび割れ防止や、仕上げの安定性を確保するためです。
モルタルの調合に関する基準や施工管理上の注意点について理解を深めましょう!
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02
この問題では、セメントモルタル塗りにおける、層ごとの役割・塗厚・調合・など、基本的な施工知識を問われています。
モルタルの各層(下塗り・中塗り・上塗り)の塗厚は、5~7mm程度が目安です。
6mmは適切な厚さです。
よって正しい記述となります。
モルタルは、長時間放置すると硬化や分離が起こるため、60分以内に使い切れる量にします。
よって正しい記述となります。
保水剤は、水分保持によって収縮を抑える効果があるため、ひび割れ防止に適切な対策です。
よって正しい記述となります。
中塗りに入る前に、下塗りのむらを修正するのは、仕上げ精度を確保するための適切な施工手順です。
よって正しい記述となります。
富調合とは、セメントが多く砂が少ない濃い配合のことです。
上塗りは仕上げ重視のため、セメント量を少なくします。
よって誤った記述となります。
モルタル塗りは、下塗り → 中塗り → 上塗りの3層構成になっています。
下塗りは、接着重視のためセメント量を多くし、上塗りは、仕上げ重視のためセメント量を少なくし、表面を整えます。
また、施工途中での、むら直しや材料の時間管理も、品質確保の重要な要素になります。
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