国内旅行業務取扱管理者の過去問
平成27年度(2015年)
国内旅行実務 問83

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 平成27年度(2015年) 国内旅行実務 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社( JR )に関する以下の設問について、選択肢の中から答を1つ選びなさい。

旅客営業規則に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 学生が東北新幹線の東京駅~新青森駅間( 片道の営業キロは713.7キロ )を、往路7月1日、復路7月12日で往復乗車するとき、学生割引と往復割引を重複して適用する。
  • 小学生の学生団体は、指定学校の児童15人以上がその学校の教職員に引率されて旅行する場合に適用され、当該児童の団体旅客運賃は1年を通して大人普通運賃の5割引である。
  • 指定席特急券を所持する旅客が、旅客の都合により乗り遅れた場合、指定席特急料金の3割に相当する額の手数料を支払うことにより、当日の他の列車の指定席特急券に変更することができる。
  • 大人1人、6歳の小学生1人、幼児3人が共に、普通列車の自由席を利用する場合、大人1枚と小児1枚の乗車券で乗車することができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

学生割引は片道101キロ以上、往復割引は片道601キロ以上で適用され、併用することも可能ですが、片道の営業キロが601~800キロの往復乗車券の有効期間は10日なので、1の場合は往復割引を利用できません。

JRでは8人以上を団体とみなします。児童(小児)の団体旅客運賃は「小児普通運賃の3割引」なので、2は誤りです。

指定席特急券を所持する旅客が、旅客の都合により乗り遅れた場合、当日の後続特急列車の自由席を無償で利用できます。後続列車の指定席に乗るためには、改めて指定席特急料金を購入しなければならないので、3も誤りです。

正解は4です。JRでは、大人または小児(小学生)に同伴される1歳以上6歳未満の幼児については、座席や寝台を占有しない限り、同伴者1人につき2人まで無料となります。


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02

正解は4です。

JRの場合、同伴者1名(大人、小児どちらでもよい)につき幼児2名まで無料扱いとなります。
この設問のケースでは幼児4名まで無料となりますので、乗車券は大人、小児それぞれ1枚だけで構いません。

1は誤りの内容です。
学生割引と往復割引は割引が重複適用できる例外的な事例です。
ただし、この設問ではそもそも有効日数超過(10日に収まらない)になるため往復乗車券として発行できません。
つまり、片道乗車券2枚となり、往復割引の方が適用できません。

2も誤りの内容です。
・学生団体は「8人以上」(プラス付添人、教職員等)で構成
・小学生(小児)団体の割引は「小児普通運賃の3割引」
(教職員等は大人普通運賃の3割引)
の2箇所が誤りです。

3も誤りの内容です。
ちなみに「指定席特急料金の3割に相当する額の手数料」と言えば、出発直前(前日から出発時刻まで)の払いもどし手数料を指します。
出発以後は変更も払いもどしもできません。
唯一、当日の後続列車の自由席なら乗れるという救済措置を残すのみです。

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