国内旅行業務取扱管理者の過去問
平成28年度(2016年)
国内旅行実務 問75

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 平成28年度(2016年) 国内旅行実務 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

日本国内における世界遺産・国立公園・ラムサール条約に関する以下の設問について、該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。

国立公園に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 「支笏洞爺国立公園」は、火山地形から「生きた火山の博物館」とも呼ばれ、羊蹄山、有珠山などの山々や定山渓、登別などの温泉観光地が点在する。
  • 「南アルプス国立公園」は、山梨、長野、静岡の3県にまたがる山岳公園で、日本で第2位の高さを誇る北岳はこれに含まれる。
  • 「伊勢志摩国立公園」は、英虞湾、的矢湾、五ヶ所湾などの奥深い入り江の海岸風景が特徴で、賢島では2016年5月に伊勢志摩サミットが開催された。
  • 「西表石垣国立公園」は、沖縄県に属する島々と周辺海域からなる公園で、西表島の他、竹富島、与論島などがこれに含まれる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解(誤っているもの)は4です。

西表石垣国立公園には公園名称に入っている西表島、石垣島の周辺の島が含まれます。
竹富島、黒島、小浜島などが主だったところですが、一方で設問文にある与論島は鹿児島県奄美群島最南端の島を指すのでここに挙げるのは誤りです。

1は正しい内容です。
羊蹄山、有珠山、昭和新山など火山群に加え、支笏湖や洞爺湖は火山性のカルデラ湖、各所に湧出する温泉も含めてまさに火山観光地と呼ぶのにふさわしい陣容です。

2も正しい内容です。
南アルプスは赤石山脈の通称で、南端の光岳(長野県飯田市・静岡県川根本町境)から北端の鋸岳(長野県伊那市・山梨県北杜市境)まで伸びています。
設問文にある北岳は北端近くの山梨県南アルプス市にあります。

3も正しい内容です。
賢島のある志摩市の他、伊勢市や鳥羽市など市街地も多く含み、湾・島・岬・灯台などが主要な観光スポットとなっています。

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02

正解は、4です。
西表石垣国立公園には、八重山諸島のうち、西表島、石垣島、竹富島、波照間島などが含まれます。
設問文にある与論島は、鹿児島県に属していて、ここには当てはまりません。与論島=鹿児島県というのがキーポイントです。

1は、正しいです。
北海道には、「利尻礼文サロベツ国立公園」「知床国立公園」「阿寒摩周国立公園」「釧路湿原国立公園」「大雪山国立公園」「支笏洞爺湖国立公園」の6つがあります。
支笏洞爺湖国立公園には、日本で2番目に深い支笏湖、日本、世界のジオパークに登録されている洞爺湖有珠山、定山渓、登別といった温泉地もあります。

2も、正しいです。
3県(山梨県、長野県、静岡県)にまたがっています。
山梨県約50%、長野県約40%、静岡県約10%で形成されています。

3も、正しいです。
三重県の志摩半島からなる国立公園で、湾、島、岬などが多いのが特徴です。

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03

北海道には国立公園が6つありますが、1はそのうちの一つの範囲を正確に記しています。
2と3も正しいですが、地名が比較的限られているので比較的判断しやすいと思われます。
誤っているのは4で、与論島は鹿児島県の一部です。沖縄県との県境は実際よりも北寄りに錯覚しがちなので注意しましょう。

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