国内旅行業務取扱管理者の過去問
平成29年度(2017年)
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問50

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 平成29年度(2017年) 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

モデル宿泊約款に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
  • ホテル( 旅館 )は、宿泊客が連絡をしないで宿泊日当日の所定の時刻、又はあらかじめ明示された到着予定時刻を一定の時間経過した時刻になっても到着しないときは、その宿泊契約は宿泊客により解除されたものとみなし処理することがある。
  • ホテル( 旅館 )が宿泊客に客室を提供し、使用が可能になったのち、宿泊客が任意に宿泊しなかった場合においても、宿泊料金は申し受ける。
  • 宿泊客が、宿泊中に当初の申込み時の宿泊日を超えて宿泊の継続を申し入れた場合、ホテル( 旅館 )は、その申し出がなされた時点で当初の宿泊契約が継続されたものとして処理する。
  • 宿泊客がチェックアウトしたのち、宿泊客の手荷物又は携帯品がホテル( 旅館 )に置き忘れられていた場合において、その所有者が判明しないときは、ホテル( 旅館 )は、発見日を含め7日間保管し、その後最寄りの警察署に届ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解(誤っているもの)は3です。

宿泊期間の延長という手続は行われません。
当初の宿泊契約はその終了日までで一旦終了し、別の契約が新規に申し込まれた扱いとなります。

1は正しい内容です。
なお、この契約解除はあくまで宿泊者都合とみなされるのがポイントです。

2も正しい内容です。
使用できる形で客室を提供した時点で債務の履行は終了しているので、利用しなくても支払い義務は発生します。

4も正しい内容です。
7日間という期限を定めておかないと、ホテル側の責任範囲が明確にできないからです。

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02

宿泊継続の申し入れがあった場合は、契約の継続ではなく、新たな宿泊契約の申込みがあったものとして扱われるので、誤っているのは3です。
1、2、4は「7日間」も含めてすべて正解です。
モデル宿泊約款は、比較的ホテル側に有利に定められている傾向があります。心に留めておいてください。

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03

1.宿泊客の契約解除権について、正しい記述です。

2.料金の支払いについて、正しい記述です。

3.「宿泊契約の延長」ではなく、「新たな宿泊契約の申し込み」であるので、誤りです。

4.宿泊客の手荷物又は携帯品の保管について、正しい記述です。

以上より、3が正解(誤っているもの)です。

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