国内旅行業務取扱管理者の過去問
平成29年度(2017年)
国内旅行実務 問85

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 平成29年度(2017年) 国内旅行実務 問85 (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社( JR )に関する以下の設問について、選択肢の中から答を1つ選びなさい。

次の行程で大人1人が乗車するとき、普通乗車券の運賃の計算に関する記述として、正しいものを選びなさい。
(注)仙台駅〜鳴子温泉駅間、鳴子温泉駅〜赤倉温泉駅間では途中下車はしないものとする。
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この過去問の解説 (3件)

01

設問のポイントは以下となります。
・賃率換算キロとは、JR幹線と地方交通線を連続して利用する場合の運賃計算に使用する距離です。
・営業キロで100㎞に満たない距離の場合は途中下車ができません。

途中下車の可否
仙台駅から赤倉温泉駅のキロ数は 43.2 + 35.5 + 16.2=94.9キロ
→途中下車はできません。
仙台駅から鳴子温泉駅:43.2 + 39.1=82.3キロ
鳴子温泉駅から赤倉温泉駅は幹線と連続した乗車ではありませんので、営業キロの16.2キロを使用します。

よって、1が正解となります。

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02

正解は1です。

まず最初に、1日目終着の鳴子温泉駅で「途中下車」にできるかどうかを判断します。
全行程を通算して営業キロで100キロを超えているかどうかがポイントです。(この場合、賃率換算キロは使用しないこと)

43.2+35.5+16.2=94.9 で100キロを超えていないので、通しで1枚の切符にはできません。(鳴子温泉駅で下車すると切符が回収されてしまう)
ちなみに、間違えて賃率換算キロで計算すると100キロを超えるという紛らわしい設問になっています。

次に1日目部分の計算です。
幹線と地方交通線をまたいでいるので、ここでは賃率換算キロを使用します。
43.2+39.1=82.3 で幹線用の運賃表(キロ数対比)を適用します。

2日目部分は地方交通線だけなので、営業キロを使います。
(賃率換算キロは幹線とまたいでいるときだけ)
16.2キロを充てますが、ここで適用するのは地方交通線用の運賃表(キロ数対比)です。

これらを踏まえ、正しい計算方法は1に記された内容となります。

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03

途中下車できるかどうかは営業キロが片道101キロ以上あるか否かで決まります。この場合、仙台駅から赤倉温泉駅までの営業キロは94.9kmなので途中下車はできず、仙台駅から鳴子温泉駅までの乗車券と、鳴子温泉駅から赤倉温泉駅までの乗車券を別々に購入することになります。
途中下車可能かどうかの判断に、賃率換算キロは用いないことに注意してください。

また、JR東日本の地方交通線のみを乗車する場合の運賃は、営業キロを地方交通線用の運賃表に当てはめて計算します。賃率換算キロは、幹線と地方交通線を通算して乗車券を発売する場合にのみ使用します。
地方交通線を含む運賃計算方法は、JR各社によって異なります。

よって正解は1となります。

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