国内旅行業務取扱管理者の過去問
平成29年度(2017年)
国内旅行実務 問88
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 平成29年度(2017年) 国内旅行実務 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
旅客鉄道会社( JR )に関する以下の設問について、選択肢の中から答を1つ選びなさい。
次のJR券に関する記述について、資料に基づき、正しいものを選びなさい。
〈資料〉
●和歌山駅から紀伊勝浦駅までの営業キロは185.8キロ
●和歌山駅から串本駅までの営業キロは159.1キロ( 串本駅は和歌山駅〜紀伊勝浦駅の途中駅である。 )
次のJR券に関する記述について、資料に基づき、正しいものを選びなさい。
〈資料〉
●和歌山駅から紀伊勝浦駅までの営業キロは185.8キロ
●和歌山駅から串本駅までの営業キロは159.1キロ( 串本駅は和歌山駅〜紀伊勝浦駅の途中駅である。 )
- このJR券は、4月30日10時から発売される。
- 旅客の都合により、串本駅で旅行中止したとき、払いもどしされる額はない。
- 旅客の都合により、このJR券を5月30日に払いもどすとき、払いもどしの手数料の合計は670円である。
- 旅客の都合により、この列車に乗り遅れた場合、乗車列車の変更を申し出れば、乗車日の5月31日及び翌日の6月1日に限り、和歌山駅を出発する他の特急列車の普通車自由席に乗車する取扱いを受けることができる。
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この過去問の解説 (3件)
01
途中駅での旅行中止、すなわち使用開始後に払いもどしできる条件は
「有効期間内で未使用区間の営業キロが1券片で101キロ以上残っていること」です。
(手数料と使用済区間の運賃を引いた残額が払いもどしされます。)
串本~紀伊勝浦は101キロに満たないので、「払いもどしされる額はない」で合っています。
1は誤りの内容です。
5月31日など前月に同じ日付が存在しない日は「同じ月の1日」が発売開始日となります。
3も誤りの内容です。
設問にある670円は特急料金分の払いもどし手数料(前日なので30%適用)に相当します。
これにさらに乗車券分の払いもどし手数料が加わります。
4も誤りの内容です。
後続特急の普通車自由席が利用できるのは当日(5月31日)限りで、6月1日になると有効期間内である乗車券部分のみの効力となってしまいます。
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02
正しいのは2です。未乗区間が100キロを超える場合には、既乗区間の運賃と220円の手数料を差し引いた残額が払いもどされますが、串本駅ー紀伊勝浦駅は26.7キロなので対象外です。
前月に31日が存在しない場合は、30日ではなく同月の1日の午前10時から指定席券の発売が開始されるので、1は誤りです。
払いもどし手数料は乗車券が220円、指定席特急券は前日の場合30%(端数切捨て)で670円、合計890円なので、3も誤りです。
後続の特急列車の普通車自由席に追加料金なしで乗車できるのは当日に限られるので、4も誤りです。
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03
1.発売日は1カ月前の同日の10時からですが、31日で、前月に同日がない場合は同月の1日の10時発売となります。よって、誤りです。
2.途中下車し、乗らない区間の営業キロが100キロを超える場合であれば払いもどしできますが、紀伊勝浦駅から串本駅までの営業キロは100キロ未満であるので、払いもどしはできません。よって、正しいです。
3.乗車日の前日の払いもどし手数料は、乗車券は220円、特急券は3割の670円で合計890円です。よって、誤りです。
4.特急券の列車に乗り遅れた場合は、当日に限り、普通車自由席に乗車変更できますが、翌日への乗車変更はできません。よって、誤りです。
以上より、2が正解です。
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