国内旅行業務取扱管理者の過去問
平成30年度(2018年)
国内旅行実務 問53

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 平成30年度(2018年) 国内旅行実務 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

「配車日が6月30日、貸切バス1台あたり100,000円で契約した貸切バス10台」の運送契約を、契約責任者の都合で6月23日に2台の車両の減少を伴う運送契約の内容の変更をした。この場合における違約料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(注)一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款によるものとする。
  • バス会社は、1台分の違約料として20,000円を申し受ける。
  • バス会社は、1台分の違約料として30,000円を申し受ける。
  • バス会社は、2台分の違約料として40,000円を申し受ける。
  • バス会社は、2台分の違約料として60,000円を申し受ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款における運送契約解除時の違約金に関する設問です。
ポイントは次の通りです。
〔違約金〕
・配車日の14日前~8日前:運賃・料金の20%
・配車日の7日前〜24時間前:運賃・料金の30%
・配車時間の24時間前以降:運賃・料金の50%

〔違約金を支払う対象〕
・契約者都合で、契約台数の20%を超える台数を解除する場合は、上記の違約金の規定が対象となる

解除台数2台→契約台数の20%
解除日は配車日の7日前(→30%)
100,000円 × 30% × 2台=60,000円
よって、正解は4番です。

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02

貸切バスの運送契約を解除する場合、予約車両数の20%以上を減車した場合は、車両数に応じて取消料が発生します。

本問では、10台の20%が減車されているため取消料が必要であり、その金額は2台分なので1と2は誤りです。

取消料は、配車日の14日前~8日前は運賃・料金の20%、7日前から24時間前までは30%、24時間前以降は50%です。

本問は7日前の減車なので、100,000円の30%の違約金が2台分発生します。

よって、3は誤りで、4が正解です。

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03

違約料の計算方法は次の通りです。
・配車日の14日前から8日前まで:所定の運賃及び料金の20%に相当する額

・配車日の7日前から配車日時の24時間前まで :所定の運賃及び料金の30%に相当する額

・配車日時の24時間前以降:所定の運賃及び料金の50%に相当する額

設問の場合、6月23日は7日前に該当し、30%の違約料がかかります。

また、「一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款」の違約料の項に、「契約責任者が、その都合により配車車両数の20%以上の数の車両の減少を伴う運送契約の内容の変更をするときは、その者から、減少した配車車両につき、規定の違約料を申し受けます。」とあります。

設問の場合は、10台のうち2台(→ 20 %)をキャンセルしているので、違約料がかかります。

よって、違約料の計算は以下の通りです。

100,000円 × 30% × 2台 = 60,000円 となります。

以上より、4が正解です。

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