国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和2年度(2020年)
旅行業法及びこれに基づく命令 問8
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和2年度(2020年) 旅行業法及びこれに基づく命令 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
旅行業務取扱管理者の選任に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 複数の営業所を通じて1人の旅行業務取扱管理者を選任することができるのは、地域限定旅行業者及び当該地域限定旅行業者を所属旅行業者とする旅行業者代理業者であって、国土交通省令で定める条件を満たす場合に限られる。
- 旅行業者等は、旅行業務に従事した経験が5年未満である者を、旅行業務取扱管理者として選任することはできない。
- 旅行業者等は、旅行業務取扱管理者について、5年ごとに旅行業務に関する法令、旅程管理その他の旅行業務取扱管理者の職務に関し必要な知識及び能力の向上を図るため、登録研修機関が実施する研修を受けさせなければならない。
- 旅行業者等は、本邦内の旅行のみについて旅行業務を取り扱う営業所にあっては、国内旅行業務取扱管理者試験に合格した者のみを、当該営業所の旅行業務取扱管理者として選任しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
通常であれば、旅行業務取扱管理者は1箇所の営業所に常勤、専任しなければならないため、他の営業所との兼務はできません。
例外は地域限定旅行業者の場合で、下記の条件を満たす場合に複数営業所の兼務が認められます。
・営業所間の距離の合計が40キロメートル以下
・該当する営業所の取引額合計(直近事業年度)が1億円以下
2は誤りの内容です。
旅行業務取扱管理者の選任においては、該当試験の合格者である必要はありますが、業務従事経験は問われません。
3も誤りの内容です。
旅行業務取扱管理者に対する5年ごとの研修は、「旅行業協会」が実施します。(その旅行業協会に加入していない旅行業者でも受講できます。)
ちなみに、旅行業協会ではない「登録研修機関」でも実施できるのは
「旅程管理研修」です。
4も誤りの内容です。
本邦内の旅行のみについて旅行業務を取り扱う営業所では、総合旅行業務取扱管理者試験、国内旅行業務取扱管理者試験どちらの合格者でも構いません。
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02
正解は、1です。
2は、誤りです。
旅行業務取扱管理者になるには、「営業所ごとの業務範囲に基づく管理者試験に合格した者」であり、業務経歴の年数は問われません。
3は、誤りです。
旅行業者等は、その営業所において選任している旅行業務取扱管理者について、5年ごとに、旅行業協会が実施する旅行業務取扱管理者定期研修を受講させなければなりません。
登録研修機関でも実施できる研修は、「旅程管理研修」です。
4は、誤りです。
・海外旅行を取り扱う営業所:総合旅行業務取扱管理者試験に合格した者です。
・国内の旅行だけを取り扱う営業所:総合旅行業務取扱管理者試験又は国内旅行業務取扱管理者試験に合格した者です。
よって、設問の「国内旅行業務取扱管理者試験に合格した者のみ」という部分が誤りになります。
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03
旅行業務取扱管理者の選任に関する問題です。
正しいです。
通常、旅行業務取扱管理者として選任された者は、兼務は禁止です。
地域限定旅行業者(または地域限定旅行業者を所属旅行業者とする旅行業者代理業者)の営業所に限り、以下の両条件を満たす場合に例外的に兼務が認められます。
・複数の営業所が近接している(具体的には営業所間の距離の合計が40km以下であること)
・複数の営業所の前事業年度における旅行業務に関する旅行者との取引の合計額が1億円以下であること
誤りです。
営業所ごとの業務範囲に基づく管理者試験に合格した者であれば、旅行業務に従事した経験の長短は問われません。
誤りです。
「登録研修機関が実施する」ではなく、「旅行業協会が実施する」研修を受けさせなければなりません。
誤りです。
総合旅行業務取扱管理者試験、または国内旅行業務取扱管理者試験に合格した者を選任しなければいけません。
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