国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和2年度(2020年)
国内旅行実務 問53

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和2年度(2020年) 国内旅行実務 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

貸切バスによる運送に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(注)「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について(平成26年3月26日付 関東運輸局長公示)」によるものとする。
  • 出庫が18時、帰庫が22時の運送において、バス会社は、この運送に係る時間制運賃を計算するための時間のうち1時間分について、1時間あたりの運賃の2割以内の割増料金を適用する。(注:交替運転者の配置を要しない運送とする。)
  • 学校教育法による中学校に通学する者の団体が、貸切バスを利用するとき、運賃が下限額の100,000円である場合、運賃の割引が適用され80,000円となる。(注:消費税の計算は行わないものとする。)
  • バス会社は、走行時間が3時間未満の場合は、走行時間を3時間として時間制運賃を計算する。
  • 法令により交替運転者の配置が義務付けられる場合、その他、交替運転者の配置について運送申込者と合意した場合には、バス会社は、交替運転者配置料金の上限額及び下限額の範囲内で計算した額の交替運転者配置料金を適用する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解(誤っているもの)は2です。

中学生団体に対して割引を適用すること自体は正しいです。
ただし、下限額を下回るような割引はできません。
よって、このケースでは実質的に割引できず、100,000円の運賃が適用されます。

1は正しい内容です。
走行時間と前後の点呼等時間部分が、22時から5時までの時間帯に重なる場合は「深夜早朝運行料金」が割増加算されます。
このケースでは、帰庫後の点呼等1時間の部分が重なっているので、この説明で合っています。

3も正しい内容です。
時間制運賃の「最低保障」と呼ばれる内容です。
前後2時間が加わるので、実質的に言えば最低5時間分の運賃が必要、ということになります。

4も正しい内容です。
この「交替運転者配置料金」は、長距離・長時間・夜間運行などに対する安全運行確保の目的で規定されています。

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02

正解 2

1.正しいです。

2.誤りです。学校教育法による学校に通学する者の団体についての運賃は2割引ですが、運賃の額の下限額が限度とされています。運賃が下限額の100,000円なので、運賃の割引が適用されず100,000円となります。

3.正しいです。

4.正しいです。

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03

1.深夜早朝運行料金は、22:00~翌5:00の間に発生する時間制運賃の2割以内で収受可能です。よって、正しいです。

2.運賃が下限額であれば、さらなる割引はされません。よって、誤りです。

3.最低運賃は3時間であるので、正しいです。

4.交代者配置料金についても、深夜早朝運行等の料金は適用になります。よって、正しいです。

以上より、2が正解(誤っているもの)です。

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