国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和2年度(2020年)
国内旅行実務 問55
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和2年度(2020年) 国内旅行実務 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
フェリーによる運送に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注1)「海上運送法第9条第3項の規定に基づく標準運送約款(フェリーを含む一般旅客定期航路事業に関する標準運送約款)」によるものとし、本設問においては「約款」と省略して示している。
(注2)年齢は乗船日現在とする。
(注1)「海上運送法第9条第3項の規定に基づく標準運送約款(フェリーを含む一般旅客定期航路事業に関する標準運送約款)」によるものとし、本設問においては「約款」と省略して示している。
(注2)年齢は乗船日現在とする。
- 7月10日に発航する指定便に係る券面記載金額が3,000円の入鋏前の自動車航送券を所持する運送申込人が7月8日に払戻しの請求をした場合、約款で別に定める事項に該当する場合を除き、フェリー会社は900円の払戻し手数料を申し受ける。
- 旅客運賃1,000円、急行料金1,000円を収受する急行便が、当該急行便の所定の所要時間以内の時間でフェリー会社が定める時間以上遅延して到着した場合において、当該急行便の旅客が払戻しの請求をしたときは、フェリー会社は旅客運賃と急行料金の合計額の2,000円を払い戻す。
- 指定制の座席ではない2等船室の旅客運賃が大人500円、小児250円のフェリーに、大人1人が3歳と5歳の小児2人を同伴して当該2等船室に乗船する場合、この乗船に係る運賃の合計額は750円である。
- 指定制の座席ではない2等船室の大人旅客運賃が500円、自動車航送運賃が2,000円のフェリーに、自動車1台及び当該自動車の運転者1人が当該2等船室に乗船する場合、この乗船に係る運賃の合計額は2,500円である。
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この過去問の解説 (3件)
01
大人1人につき、同伴されて無料扱いになる未修学小児は1人までです。
よって、2人目の小児は小児運賃が必要となり、500円+250円で合計750円で合っています。
1は誤りの内容です。
7月8日は前々日の払戻しに当たるので、払戻し手数料は1割、つまり300円が正しい内容です。
ちなみに、前日である7月9日以降になると3割の900円になります。
2も誤りの内容です。
急行便の遅延において払戻しの対象となるのは急行料金だけです。
すなわち、払戻し額は1,000円です。
4も誤りの内容です。
自動車航送運賃には、運転者の2等船室運賃相当分が含まれています。
よって、必要なのは2,000円だけです。
(2等船室以外に乗船する場合は差額を支払う)
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02
1.運航日の前々日までの払戻しは、券面金額の1割に相当する額であるので、払戻し手数料は300円となります。900円は誤りです。
2.フェリー会社が定める時間以上遅延して到着した場合の払戻し料金は急行料金を払い戻すので1,000円となります。2,000円は誤りです。
3.大人に同伴されて乗船する、1歳以上の小学校に就学していない小児一人が無料になるため、大人1人と小児1人分の代金が必要になります。750円で正しいです。
4.自動車航送運賃の2,000円の中に運転者1人の2等船室の運賃も含まれているので、支払う運賃は2,000円です。2,500円は誤りです。
以上より 3が正解です。
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03
正解 3
1.誤りです。申込人が発航日の前々日に払戻しの請求をした場合の手数料は券面記載金額の1割に相当する額です。
3,000円 × 0.1 = 300円 が払戻し手数料となります。
2.誤りです。急行料金の1,000円は払戻しますが、旅客運賃1,000円は払い戻しません。
3.正しいです。小児が大人に同伴される場合、大人1人につき小児1人の運賃が無料となります。
大人1人分500円 + 小児1人分250円 = 750円 が運賃の合計額です。
4.誤りです。自動車航送運賃1台分には運転者1人分の2等旅客運賃が含まれるので、この船舶に係わる運賃の合計額は2,000円です。
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