国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和3年度(2021年)
旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問41

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和3年度(2021年) 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

標準旅行業約款に関する以下の各設問について、該当する答を、選択肢の中からそれぞれ1つ選びなさい。

募集型企画旅行契約の部及び受注型企画旅行契約の部「特別補償」「特別補償規程」に関する次の記述から、誤っているもののみをすべて選んでいるものはどれか。

a.旅行業者は、その賠償責任が生じる場合に限り、特別補償規程で定めるところにより、旅行者が企画旅行参加中にその生命、身体又は手荷物の上に被った一定の損害について、あらかじめ定める額の補償金及び見舞金を支払う。
b.企画旅行に参加した旅行者が、旅行終了地たる空港での解散の後、乗車したタクシーの追突事故により身体に傷害を被り、その治療のため10日間入院した場合、旅行業者は、当該旅行者に特別補償規程で定める入院見舞金を支払う。
c.A社の実施する本邦内の企画旅行に参加した旅行者が、自由行動中にB社が企画・実施する日帰りの募集型企画旅行に参加し、その参加中にバス事故で死亡したときは、当該旅行者の法定相続人にA社とB社から、特別補償規程の定めにより、それぞれ1,500万円の死亡補償金が支払われる。
d.旅行者が企画旅行参加中、事故により傷害を被り、その直接の結果として、事故の日から180日を超えてなお治療を要する状態にあるときは、旅行業者は、事故の日から181日目における医師の診断に基づき後遺障害の程度を認定して、特別補償規程で定める後遺障害補償金を支払う。
  • a,b
  • c,d
  • a,b,c
  • a,b,c,d

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

【a】×

金額は、必ずしもあらかじめ定める額ではないため、誤りです。

【b】×

航空機を利用した際の旅行の終期は、

乗客のみが入場できる飛行場構内からの退場時とされているため、誤りです。

【c】〇

A社とB社は別の会社であるので、

それぞれから死亡補償金が支払われます。よって、正しいです。

【d】〇

後遺障害補償金は、事故の日から180日以内に後遺障害が生じたときが

支払い条件となるため、正しいです。

参考になった数41

02

正解は1です。

aは、標準旅行業約款の第二十八条の一に「当社は、前条第一項の規定に基づく当社の責任が生ずるか否かを問わず」とあるため、誤りです。

bは、企画旅行が終了した後の事故なので、保証の対象外となります。よって、誤りです。

cは、特別保証規定 第三章第六条に該当するので、正しいです。

dは、特別保証規定 第三章第七条に該当するので、正しいです。

参考になった数17

03

正解は1です。

a.誤りです。

 あらかじめ定める額ではなく、程度によって異なる補償金もあります。

b.誤りです。

 旅行終了地たる空港での解散後の事故は、対象外です。

c.正しいです。

 A社とB社が同じ会社であれば、同じ会社として内容の一部と取り扱われ、二重の補償は受けることができません。

d.正しいです。

  後遺障害補償金の額は死亡補償金の3〜100%で、障害の程度により異なります。

参考になった数18