国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度(2023年)
国内旅行実務 問4

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社(JR)に関する以下の設問について答えなさい。

乗継割引に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(注1)乗車に必要な乗車券類は、いずれも最初の列車の乗車前に全て同時に購入するものとする。
(注2)それぞれの列車の乗車区間内では途中下車しないものとする。
(注3)選択肢1、2の乗車日は2日にまたがり、選択肢3、4の乗車日は1日とする。
(注4)選択肢1、2、4に記載する金額は、記載の利用座席における大人の所定料金の額を示している。

令和6年(2024年)春より、JRの乗継割引は廃止されました。
本設問は令和5年度(2023年)に出題されたものであり、変更前の内容です。
<参考>

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題の正解は「特急「つがる」の特急料金に乗継割引が適応される」です。

 

新幹線から在来線の特急・急行列車に当日中に乗り継ぐ場合は在来線の特急・急行料金、指定席料金が半額になります。在来線から新幹線に乗り継ぐ場合は当日又は翌日でも割引になります。

※2024年のJR法改正により全ての乗継割引が廃止されました

選択肢1. 解答選択肢の画像

答案のとおりです。新幹線を挟んで在来線の乗り継ぐ場合は在来線の料金がいずれか高い方を割引とします。よってこの場合特急「つがる」が乗継割引となります。

選択肢2. 解答選択肢の画像

間違いです。

岡山駅は乗継割引の対象外の駅です。よって乗継割引は適応しません。

選択肢3. 解答選択肢の画像

間違いです。

東京駅は乗継割引の対象外の駅です。よって乗継割引は適応しません。

選択肢4. 解答選択肢の画像

間違いです。

グリーン料金は半額になりません。この場合特急「サンダーバード」の特急料金が割引となります。

まとめ

※この解説はあくまでも2023年ベースでの解答となりますのでご注意ください。

参考になった数16

02

特急「つがる」の特急料金に乗継割引が適応される】が正解です。

 

≪乗継割引とは≫

新幹線と在来線特急を乗継割引対象の駅※で乗り継ぐ場合、在来線特急料金が半額になる制度です。

新幹線から在来線特急は当日中の乗り継ぎが必要ですが、在来線特急から新幹線へは翌日の乗り継ぎでも適用になります。

 

※乗継割引対象の駅

JR東日本:新青森、長岡、新潟、長野、直江津

JR東海:新横浜・新大阪間の各駅

JR西日本:相生・米原間の各駅、金沢

JR北海道:新青森、新函館北斗

 

乗継割引は2024年3月のダイヤ改正に合わせて廃止になりました。

選択肢1. 解答選択肢の画像

正しい記述です。

 

「在来線ー新幹線ー在来線」

と乗り継ぐ場合、在来線の特急料金のいずれか高い方が半額になります。

 

選択肢2. 解答選択肢の画像

誤った記述です。

 

岡山駅は乗継割引対象の駅ではありません。

 

選択肢3. 解答選択肢の画像

誤った記述です。

 

東京駅は乗継割引対象の駅ではありません。

選択肢4. 解答選択肢の画像

誤った記述です。

 

乗継割引は在来線特急料金が半額になる制度のため、グリーン料金には適用されません。

 

参考になった数1

03

乗り継ぎ割引の定義とルールを確認しておきます。

 

 

乗り継ぎ割引とは、JRの新幹線と在来線特急(またはその逆)を連続して乗る場合に、在来線特急券が指定席・自由席を問わず、半額になるというルールです。2024年3月に廃止されました。

 

 

*乗り継ぎ割引が適用されるのは、以下の駅で新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合です。

 

・東海道・山陽新幹線の新横浜〜新下関間の各新幹線駅

・東北・北海道新幹線の新青森駅

・北海道新幹線の新函館北斗駅

・上越新幹線の長岡駅、新潟駅

・北陸新幹線の長野駅、金沢駅

直江津駅(上越妙高駅に直通して運転する在来線の特急・急行列車に乗車し、上越妙高駅で新幹線と乗り継ぐ場合のみ)

津幡駅(金沢駅に直通して運転する在来線の特急・急行列車に乗車し、金沢駅で新幹線と乗り継ぐ場合のみ)

大阪駅(新大阪駅で新幹線に乗り継ぐ場合のみ)

坂出駅、高松駅(岡山駅で新幹線に乗り継ぐ場合のみ)

 

※東京駅や博多駅では、乗り継ぎ割引は適用されません。九州新幹線の各駅でも乗り継ぎ割引は制度適用外です。

 

 

グリーン車の場合は、グリーン料金は半額にならず、特急料金部分だけが半額になります。

 

 

*在来線特急→新幹線→在来線特急というように、在来線と新幹線を2回乗り継ぐ場合は、在来線特急のどちらか一方で、値段の高い方だけが割引になります。

 

 

新幹線→在来線に乗り継ぐ場合は、その日のうちに乗り継ぐ場合のみ割引が適用されます。

 在来線→新幹線に乗り継ぐ場合は、翌日の乗り継ぎでも割引が適用されます。

 

 

*乗り継ぎ割引の適用を受けるには、新幹線と在来線特急のきっぷを同時に購入する必要があります。

 

選択肢1. 解答選択肢の画像

正解の選択肢です。

 

在来線→新幹線に乗り継ぐ場合は、翌日の乗り継ぎでも割引が適用されます。

 特急「つがる」(在来線)<1日目>→新幹線「はやぶさ」<2日目>→特急「北斗」<2日目>

 

乗り継ぎ割引は、JRの新幹線と在来線特急(またはその逆)を連続して乗る場合に、在来線特急券が指定席・自由席を問わず、半額になるというルールです。

 

・*在来線特急→新幹線→在来線特急というように、在来線と新幹線を2回乗り継ぐ場合は、在来線特急のどちらか一方で、値段の高い方だけが割引になります。

 

 特急「つがる」の自由席特急料金(1,760円)> 特急「北斗」の指定席特急料金(1,680円)

 

 よって、特急「つがる」の自由席特急料金に乗り継ぎ割引が適用されます。

 

選択肢2. 解答選択肢の画像

誤りです。

 

岡山駅では、乗り継ぎ割引は適用されません

 

*乗り継ぎ割引が適用されるのは、以下の駅で新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合です。

 

・東海道・山陽新幹線の新横浜〜新下関間の各新幹線駅

・東北・北海道新幹線の新青森駅

・北海道新幹線の新函館北斗駅

・上越新幹線の長岡駅、新潟駅

・北陸新幹線の長野駅、金沢駅

直江津駅(上越妙高駅に直通して運転する在来線の特急・急行列車に乗車し、上越妙高駅で新幹線と乗り継ぐ場合のみ)

津幡駅(金沢駅に直通して運転する在来線の特急・急行列車に乗車し、金沢駅で新幹線と乗り継ぐ場合のみ)

大阪駅(新大阪駅で新幹線に乗り継ぐ場合のみ)

坂出駅、高松駅(岡山駅で新幹線に乗り継ぐ場合のみ)

 

東京駅や博多駅では、乗り継ぎ割引は適用されません。九州新幹線の各駅でも乗り継ぎ割引は制度適用外です。

 

選択肢3. 解答選択肢の画像

誤りです。

 

東京駅では、乗り継ぎ割引は適用されません。

 

 

*乗り継ぎ割引が適用されるのは、以下の駅で新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合です。

 

・東海道・山陽新幹線の新横浜〜新下関間の各新幹線駅

・東北・北海道新幹線の新青森駅

・北海道新幹線の新函館北斗駅

・上越新幹線の長岡駅、新潟駅

・北陸新幹線の長野駅、金沢駅

直江津駅(上越妙高駅に直通して運転する在来線の特急・急行列車に乗車し、上越妙高駅で新幹線と乗り継ぐ場合のみ)

津幡駅(金沢駅に直通して運転する在来線の特急・急行列車に乗車し、金沢駅で新幹線と乗り継ぐ場合のみ)

大阪駅(新大阪駅で新幹線に乗り継ぐ場合のみ)

坂出駅、高松駅(岡山駅で新幹線に乗り継ぐ場合のみ)

 

東京駅や博多駅では、乗り継ぎ割引は適用されません九州新幹線の各駅でも乗り継ぎ割引は制度適用外です。

 

選択肢4. 解答選択肢の画像

誤りです。

 

グリーン車の場合は、グリーン料金は半額にならず、特急料金部分だけが半額になります。

 

まとめ

2024年3月に、乗り継ぎ割引制度は廃止されましたが、定義やルールを把握しておきましょう。

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