国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度(2023年)
国内旅行実務 問3
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
宿泊に関する次の記述のうち、資料に基づき、正しいものを1つ選びなさい。
(注1)モデル宿泊約款によるものとする。
(注2)入湯税及び宿泊税は課税されないものとする。
(注3)選択肢1は、宿泊客に違約金の支払義務がある宿泊契約とする。
(注4)選択肢2は、宿泊客に追加料金は発生していないものとする。
(注5)選択肢3は、宿泊施設が客室の延長使用に応じたものとし、サービス料及び消費税等諸税の計算を行わないものとする。
(注6)選択肢4は、宿泊契約が成立したとき、宿泊施設は指定期日までに申込金の支払いを宿泊客に求めるものとする。
<資料>
この設問における宿泊施設は、以下のとおりに定めている。
● 旅館の場合
基本宿泊料:大人1人あたり1泊2食付20,000円
サービス料:15%
消費税:10%
宿泊契約解除の通知を受けた日が宿泊日の前日であるときの違約金の比率:30%
● ホテルの場合
基本宿泊料:シングルルーム(定員1人)1室あたり10,000円
サービス料:15%
チェックイン:午後3時
チェックアウト:午前10時
(注1)モデル宿泊約款によるものとする。
(注2)入湯税及び宿泊税は課税されないものとする。
(注3)選択肢1は、宿泊客に違約金の支払義務がある宿泊契約とする。
(注4)選択肢2は、宿泊客に追加料金は発生していないものとする。
(注5)選択肢3は、宿泊施設が客室の延長使用に応じたものとし、サービス料及び消費税等諸税の計算を行わないものとする。
(注6)選択肢4は、宿泊契約が成立したとき、宿泊施設は指定期日までに申込金の支払いを宿泊客に求めるものとする。
<資料>
この設問における宿泊施設は、以下のとおりに定めている。
● 旅館の場合
基本宿泊料:大人1人あたり1泊2食付20,000円
サービス料:15%
消費税:10%
宿泊契約解除の通知を受けた日が宿泊日の前日であるときの違約金の比率:30%
● ホテルの場合
基本宿泊料:シングルルーム(定員1人)1室あたり10,000円
サービス料:15%
チェックイン:午後3時
チェックアウト:午前10時
- この旅館に大人1人が1泊する宿泊契約を、宿泊客の都合により宿泊日の前日に解除したとき、この旅館は6,900円の違約金を申し受ける。
- この旅館に大人1人と子供用の食事と寝具の提供を伴う7歳の小学生の1人の計2人が1泊するとき、この宿泊客が支払うべき宿泊料金等の総額は37,500円である。
- 宿泊客がこのホテルのシングルルームを、午後4時30分まで延長して使用したときの時間外追加料金は、5,000円である。
- このホテルのシングルルームに、宿泊客と宿泊期間を4日とする宿泊契約が成立したとき、このホテルは申込金を30,000円とすることができる。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題の正解は、「このホテルのシングルルームに、宿泊客と宿泊期間を4日とする宿泊契約が成立したとき、このホテルは申込金を30,000円とすることができる。」です。
間違いです。
違約金は基本宿泊料に対して計算されます。
20000×30%=6000
6000円が違約金となります。
間違いです。
「子供用の食事と寝具の提供を伴う7歳の小学生の1人」とありますので大人料金の50%を子供料金として支払いが必要です。
大人料金 20000
子供料金 20000×50%=10000
基本宿泊料 20000+10000=30000
サービス料 30000×15%=4500
消費税 34500×10%=3450
これらを足すと37950円となります。
間違いです。
時間外追加料金は客室の使用時間が6時間を超えているため室料金の全額を追加料金として申し受けることができます。よってこの場合の時間外追加料金は10000円です。
解答のとおりです。
宿泊契約が成立した時は宿泊期間(3日を超える時は3日間)の基本宿泊料を限度として申込金を支払わなければならないので30000円で正解です。
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02
【このホテルのシングルルームに、宿泊客と宿泊期間を4日とする宿泊契約が成立したとき、このホテルは申込金を30,000円とすることができる。】が正解です。
誤った記述です。
違約金は基本宿泊料に対して計算されます。サービス料や消費税は含まれません。
基本宿泊料:20,000円 × 30% = 6,000円 したがって、違約金は6,000円が正しい額です。
誤った記述です。
モデル宿泊約款では、子供料金は小学生以下を対象としており、大人に準ずる食事と寝具を提供する場合は大人料金の70%、子供用の食事と寝具を提供する場合は大人料金の50%、寝具のみを提供する場合は大人料金の30%が適用されます。
≪宿泊料金等の計算≫
大人1人の基本宿泊料:20,000円
小学生1人(子供用の食事と寝具付き)の基本宿泊料:20,000円 × 50% = 10,000円
合計基本宿泊料:20,000円 + 10,000円 = 30,000円
次に、サービス料と消費税を加算します:
サービス料:30,000円 × 15% = 4,500円
消費税:(30,000円 + 4,500円)× 10% = 3,450円
これらを合計すると:
30,000円 + 4,500円 + 3,450円 = 37,950円 が正しい料金です。
誤った記述です。
ホテルのチェックアウト時間は午前10時で、午後4時30分までの延長は6時間30分です。
6時間を超える延長の場合、追加料金として室料全額(10,000円)が適用されます。
したがって、正しい時間外追加料金は10,000円です。
正しい記述です。
宿泊期間が3日を超える場合、宿泊施設は3日分の基本宿泊料を限度として申込金を請求することができるため、30,000円が正しい申込金額となります。
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03
正解は、「このホテルのシングルルームに、宿泊客と宿泊期間を4日とする宿泊契約が成立したとき、このホテルは申込金を30,000円とすることができる。」です。
「モデル宿泊約款」に照らしながら、ひとつひとつ設問をみていきましょう。
ア、この旅館に大人1人が1泊する宿泊契約を、宿泊客の都合により宿泊日の前日に解除したとき、<資料>に、「宿泊契約解除の通知を受けた日が宿泊日の前日であるときの違約金の比率:30%」とあります。
この30%は、基本宿泊料に対する違約金の比率です。
これより、旅館の場合の基本宿泊料は、「大人1人あたり1泊2食付20,000円」ですので、20,000円×0.3=6,000円となります。
イ、この旅館に大人1人と子供用の食事と寝具の提供を伴う7歳の小学生の1人の計2人が1泊するとき、この宿泊客が支払うべき宿泊料金等の総額
・[モデル宿泊約款]子供料金は小学生以下に適用し、大人に準じる食事と寝具等を提供したときは大人料金の70%、子供用食事と寝具を提供したときは 50%、寝具のみを提供したときは 30%をいただきます。
・大人の基本宿泊料金:大人1人(1泊2食付き):20,000円・・・①
・子供の基本宿泊料金:小学生なので子供料金が適用されます。
また、子供用食事と寝具提供より、大人料金の50%になります。
よって、20,000円×0.5=10,000円・・・②
・大人1人と子供1人基本宿泊料金は、①+②=20,000円+10,000円=30,000円・・・③
・サービス料:(大人1人と子供1人の基本宿泊料金)×0.15=30,000円×0.15=4,500円・・・④
・消費税:(大人1人と子供1人の基本宿泊料金)×0.1=30,000円×0.1=3,000円・・・⑤
・よって、③+④+⑤=30,000円⁺4,500円⁺3,000円=37,500円となります。
ウ、「宿泊客がこのホテルのシングルルームを、午後4時30分まで延長して使用したときの時間外追加料金」
・このホテルのチェックアウトは、午前10時です。
・午後4時30分まで延長したので、6時間以上超過したことになります。
・モデル宿泊約款では、「超過6時間以上は、室料金の全額 」となっています。
・これより時間外追加料金は、「基本宿泊料:シングルルーム(定員1人)1室あたり10,000円」なので、10,000円となります。
エ、「このホテルのシングルルームに、宿泊客と宿泊期間を4日とする宿泊契約が成立したとき、このホテルは申込金」
・(モデル宿泊約款)宿泊契約が成立したときは、宿泊期間(3日を超えるときは3日間)の基本宿泊料を限度として当ホテル(館)が定める申込金を、当ホテル(館)が指定する日までに、お支払いいただきます。
・「宿泊客と宿泊期間を4日とする宿泊契約が成立」しているので、申込金は、(基本宿泊料)×3日分=10,000円×3=30,000円となります。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
正解の選択肢です。
「モデル宿泊約款」に目を通して、内容把握に努めましょう。
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