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国内旅行業務取扱管理者の過去問 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問5

問題

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旅客鉄道会社(JR)に関する以下の設問について答えなさい。

大人1人が次の経路による行程を乗車するために必要な乗車券に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(注)この行程の乗車に必要な乗車券は、最初の列車の乗車前に購入するものとする。

 7月1日  網走駅から原生花園駅まで途中下車しないで乗車する。
      原生花園駅では改札口から出場して周辺を観光する。
 7月1日  原生花園駅から川湯温泉駅まで途中下車しないで乗車する。
      川湯温泉駅では改札口から出場して周辺に2泊する。
 7月3日  川湯温泉駅から摩周駅まで途中下車しないで乗車する。
問題文の画像
   1 .
7月1日と7月3日の全乗車区間分として「16.9キロ + 62.9キロ + 15.9キロ = 95.7キロ」の乗車距離による乗車券1枚が必要である。
   2 .
7月1日の乗車分として「18.6キロ」の乗車距離による乗車券1枚と「69.2キロ」の乗車距離による乗車券1枚、7月3日の乗車分として「17.4キロ」の乗車距離による乗車券1枚の計3枚の乗車券が必要である。
   3 .
7月1日の乗車分として「16.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚と「62.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚、7月3日の乗車分として「15.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚の計3枚の乗車券が必要である。
   4 .
7月1日と7月3日の全乗車区間分として「18.6キロ + 69.2キロ + 17.4キロ = 105.2キロ」の乗車距離による乗車券1枚が必要である。
( 国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問5 )
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この過去問の解説 (1件)

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この問題の正解は「7月1日の乗車分として「16.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚と「62.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚、7月3日の乗車分として「15.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚の計3枚の乗車券が必要である。」です。

問題と解くポイントはJR北海道の地方交通線のみを乗車する場合は営業キロを運賃計算に使用します。また乗車券の効力についても重要なキーになります。

選択肢1. 7月1日と7月3日の全乗車区間分として「16.9キロ + 62.9キロ + 15.9キロ = 95.7キロ」の乗車距離による乗車券1枚が必要である。

間違いです。前提として途中下車は有効期限内で乗車の順路に従って何回でも途中下車できるが、有効期限が1日(当日限り)の乗車券は途中下車が出来ません。

有効期限計算は営業キロを使用しますが、営業キロ100㎞までの乗車の場合は当日のみの有効になります。よってこの場合途中下車が出来ないため乗車券は3枚になります。

選択肢2. 7月1日の乗車分として「18.6キロ」の乗車距離による乗車券1枚と「69.2キロ」の乗車距離による乗車券1枚、7月3日の乗車分として「17.4キロ」の乗車距離による乗車券1枚の計3枚の乗車券が必要である。

間違いです。JR北海道の地方交通線利用ですので運賃計算には賃率換算キロではなく営業キロを使用します。

選択肢3. 7月1日の乗車分として「16.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚と「62.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚、7月3日の乗車分として「15.9キロ」の乗車距離による乗車券1枚の計3枚の乗車券が必要である。

この答案のとおりです。営業キロを使用し計算された乗車券で間違いありません。それぞれの乗車距離が100㎞未満のため、この場合の乗車券の有効期限は当日限りになりますので、各区間の乗車券3枚が必要になります。

選択肢4. 7月1日と7月3日の全乗車区間分として「18.6キロ + 69.2キロ + 17.4キロ = 105.2キロ」の乗車距離による乗車券1枚が必要である。

間違いです。JR北海道の地方交通線利用ですので運賃計算には賃率換算キロではなく営業キロを使用します。途中下車するため、それぞれの乗車券が必要になります。

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