国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度(2023年)
国内旅行実務 問6

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社(JR)に関する以下の設問について答えなさい。

次の行程で旅客が乗車する場合について、設問に該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。

(注1)富士駅では、最初の列車の乗車日当日に乗り継ぐものとする。
(注2)乗車に必要な乗車券類は途中下車しないものとして、最初の列車の乗車前の所定の期間内に購入するものとする。

大人1人が乗車するとき、片道普通旅客運賃の計算に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
問題文の画像
  • 運賃は、「43.5キロ + 55.8キロ = 99.3キロ」を使用して計算した額となる。
  • 運賃は、「47.8キロ + 55.8キロ = 103.6キロ」を使用して計算した額となる。
  • 運賃は、「43.5キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。
  • 運賃は、「47.8キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題の正解は「運賃は、「47.8キロ + 55.8キロ = 103.6キロ」を使用して計算した額となる。」です。

幹線と地方交通線を連続して乗車する場合は幹線区間の営業キロと地方交通線区間の賃率換算キロを合算した運賃計算キロによって計算されます。

選択肢1. 運賃は、「43.5キロ + 55.8キロ = 99.3キロ」を使用して計算した額となる。

間違いです。この場合、地方交通線は賃率換算キロを使用します。

選択肢2. 運賃は、「47.8キロ + 55.8キロ = 103.6キロ」を使用して計算した額となる。

答案通りです。地方交通線の賃率換算キロと幹線の営業キロを合算して計算します。

選択肢3. 運賃は、「43.5キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。

間違いです。

連続して乗車していますので、地方交通線の賃率換算キロと幹線の営業キロを合算して計算します。

選択肢4. 運賃は、「47.8キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。

間違いです。

連続して乗車していますので、地方交通線の賃率換算キロと幹線の営業キロを合算して計算します。

参考になった数26

02

【運賃は、「47.8キロ + 55.8キロ = 103.6キロ」を使用して計算した額となる。】が正しい記述です。

 

≪営業キロと賃率換算キロの使用法≫

地方交通線(身延線)では賃率換算キロを使用して運賃を計算します。

幹線(東海道本線)では営業キロを使用して運賃を計算します。

 

≪補足≫

地方交通線では、収益性を確保するために、実際の距離を補正する賃率換算キロを使用し、運賃をやや高めに設定しています。

幹線では、実際の走行距離である営業キロを使用して運賃を計算しますが、これは利用者が多く、補正の必要がないためです。

選択肢1. 運賃は、「43.5キロ + 55.8キロ = 99.3キロ」を使用して計算した額となる。

誤った記述です。

 

地方交通線(身延線)では賃率換算キロを使用して運賃を計算します。

選択肢2. 運賃は、「47.8キロ + 55.8キロ = 103.6キロ」を使用して計算した額となる。

正しい記述です。

 

 

 

選択肢3. 運賃は、「43.5キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。

誤った記述です。

 

資料には『乗車に必要な乗車券類は途中下車しないものとして』と記載がありますので、

合算する必要があります。

 

また、地方交通線(身延線)では賃率換算キロを使用して運賃を計算します。

選択肢4. 運賃は、「47.8キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。

誤った記述です。

 

資料には『乗車に必要な乗車券類は途中下車しないものとして』と記載がありますので、

合算する必要があります。

 

参考になった数6

03

正解は、<運賃は、「47.8キロ + 55.8キロ = 103.6キロ」を使用して計算した額となる。>です。

 

 

・「富士駅では、最初の列車の乗車日当日に乗り継ぐものとする。」という問題の条件から、通しで計算します。

 (身延線と東海道本線の距離を合算します。)

 

地方交通線の身延線は、賃率換算キロ(47.8km)で計算します。

 

幹線の東海道本線は、営業キロ(55.8km)で計算します。

選択肢1. 運賃は、「43.5キロ + 55.8キロ = 99.3キロ」を使用して計算した額となる。

誤りです。

 

地方交通線の身延線は、賃率換算キロ(47.8km)で計算します。

選択肢2. 運賃は、「47.8キロ + 55.8キロ = 103.6キロ」を使用して計算した額となる。

正解の選択肢です。

 

 

選択肢3. 運賃は、「43.5キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。

誤りです。

 

・「富士駅では、最初の列車の乗車日当日に乗り継ぐものとする。」という問題の条件から、通しで計算します。

 (身延線と東海道本線の距離を合算します。)

 

地方交通線の身延線は、賃率換算キロ(47.8km)で計算します。

 

 

選択肢4. 運賃は、「47.8キロ」を使用した額と、「55.8キロ」を使用した額を合計した額となる。

誤りです。

 

・「富士駅では、最初の列車の乗車日当日に乗り継ぐものとする。」という問題の条件から、通しで計算します。

 (身延線と東海道本線の距離を合算します。)

 

地方交通線の身延線は、賃率換算キロ(47.8km)で計算します。

 

幹線の東海道本線は、営業キロ(55.8km)で計算します。

まとめ

最初の列車の乗車日当日に乗り継ぐ場合は、通しで計算します。

 

地方交通線の身延線は、賃率換算キロで計算します。

 

幹線の東海道本線は、営業キロで計算します。

 

・地方交通線などの運賃を営業キロで計算するか、賃率換算キロで計算するかは、会社や路線によりますので注意が必要です。

参考になった数0