国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度（2023年）
国内旅行実務 問7

間違いです。学生割引運賃が適用されるのは乗車区間の片道の営業キロが101㎞を超える場合２割引きになります。この場合43.5＋55.8＝99.3端数切上げで100㎞になります。

101㎞未満のため割引適用にはなりません。

間違いです。学生団体割引が適用されるのは乗車券の運賃であり、特急券は割引にはなりません。乗車券であれば学生団体割引が適用されます。中学生以上の学生は５割引き、教職員は３割引きとなります。

この答案のとおりです。訪日観光団体の割引率は通年同じで大人運賃の１割５分引きになります。

間違いです。普通団体及び訪日観光団体に対しては人員の区分により旅客運賃・料金を無賃扱い人員として取り扱います。普通団体の場合、団体旅客31人～50人で1人分の運賃が無賃扱いになります。訪日観光団体の場合、15人～50人で1人分が無賃扱いになります。

誤った記述です。

JRの学生割引運賃（学割）は、片道の営業キロが101キロメートル以上の場合に適用され、2割引（20%割引）となります。

この問題の区間は100キロメートル以下のため適用されません。

身延駅から富士駅：営業キロ43.5キロ

富士駅から根府川駅：営業キロ55.8キロ

合計：43.5キロ + 55.8キロ = 99.3キロ

誤った記述です。

JRの学生団体割引は、主に乗車券に対して適用されます。

よって、団体割引は適用されますが、特急券の割引ではなく、乗車券の運賃に対してのみ割引が行われます。

団体割引は次のように適用されます：

中学生以上の学生：乗車券運賃が5割引（50%割引）

教職員：乗車券運賃が3割引（30%割引）

正しい記述です。

誤った記述です。

JRの団体割引運賃には、一定の条件を満たす場合に「無賃扱い」が適用されるケースがあります。

普通団体の場合：

31人以上50人未満の団体であれば、1人分の運賃が無料となります。

訪日観光団体の場合：

15人以上50人未満の団体であれば、1人分の運賃が無料となります。

誤りです。

＊幼稚園、小学校、高等学校など学校教育法で定められた学校の学生・生徒が、JRグループの鉄道の乗車券購入時に窓口に学割証を提出すると、片道の営業キロが101km以上の区間を乗車する際の片道乗車券・往復乗車券・該当する連続乗車券の券片が大人運賃の2割引となります。

設問の場合、片道の営業キロは、99．3ｋｍ（＜101ｋｍ）です。（43．5+55．8＝99．3）

よって、学割の対象外です。

誤りです。

＊学生団体割引は、指定学校の学生・生徒・児童・園児8人以上がその学校の教職員に引率されて旅行する場合に適用されます。

＊学生団体割引での申込には、当該学校長の証明する団体旅行申込書が必要です。

おとな：　正規運賃の5割引

こども：小児運賃の3割引

教職員・付添人：　正規運賃の3割引

※割引率は通年です。

学生団体割引は、正規運賃に対して適用され、特急料金には適用されません。

正解の選択肢です。

訪日観光団体が普通乗車券を購入するときは、大人普通旅客運賃が1割5分引になります。

誤りです。

訪日観光団体及び普通団体に対しては、

・団体旅客が31人以上（訪日観光団体にあっては、15人以上）50人までのときはうち1人

・51人以上のときは50人までごとに1人を加えた人員

無賃扱人員として旅客運賃を収受しない。

よって、旅客数が２０人なので、無賃扱人員の対象外です。